最終戦を迎えるインディカー。王者に輝くのは新ヒーローかアイスマンか、それともスパイダーマン?

2017年9月15日(金)20時49分 AUTOSPORT web

 今週末、カリフォルニア州ソノマで最終戦を迎えるインディカー・シリーズ。ランキング1位のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とランキング2位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が3ポイント差と最後まで目が離せないチャンピオン争いが繰り広げられそうだ。


 名門ペンスキーに移籍して1年目でチャンピオン争いを繰り広げるポイントリーダーのニューガーデン。第3戦バーバー・モータースポーツパークで勝利し、トロント戦、ミド・オハイオ戦を連勝、さらに第15戦ゲートウェイでも勝利し最終戦までランキング1位をキープ。


 優位に立っていたニューガーデンだが、第16戦のワトキンス・グレンでミスを犯し下位に沈み、ランキング2位のディクソンとは3ポイント差で最終戦を迎えることとなった。


 5度目のタイトル獲得を目指すディクソン。勝利こそ第10戦のロード・アメリカのみだが、安定してポイントを重ねてきている。過去に4度のチャンピオンを獲得している勝負強さが最終戦でも大きな武器になるだろう。


 538ポイント、トップと22ポイント差のランキング3位につけるのは、悲願のタイトル獲得を目指す無冠の帝王エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。


 参戦20年目の老兵は、いまだ衰えない速さを披露しアイオワ戦では3年ぶりとなる勝利を挙げ通算30勝を記録した。最終戦で金網に上るスパイダーマンパフォーマンスを期待しているファンも多いはずだ。


 昨年の王者シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)はトップと34ポイント差のランキング4位。今年はフェニックスでの1勝に留まっているが、14日に行われたソノマでのオープンテストではトップタイムをマーク。大逆転での連覇を虎視眈々と狙っている。


 インディカー最終戦はダブルポイント制となっており、優勝すれば50点の倍となる100点を獲得できる。ポールポジション獲得で1ポイント、最多リードラップには2ポイント、リードラップ獲得に1ポイントは通常と変わらない。


 ランキング5位につけるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)にも、トップと68ポイント差で計算上はチャンピオン獲得の可能性は残っている。


 佐藤琢磨は、インディ500で137ポイントの大量得点を獲得したものの、終盤でアクシデントやトラブルに見舞われポイントを稼げずチャンピオン争いから脱落してしまった。ここ数戦、予選では速さを見せているだけに、最終戦の決勝レースでは琢磨らしい走りを期待したい。


インディカー・シリーズ 2017ポイントスタンディング(第16戦終了時点)





























































































































































































RankDriverTotal
1ジョセフ・ニューガーデン560
2スコット・ディクソン557
3エリオ・カストロネベス538
4シモン・パジェノー526
5ウィル・パワー492
6アレクサンダー・ロッシ476
7グラハム・レイホール466
8佐藤琢磨421
9トニー・カナーン375
10ライアン・ハンター-レイ373
11ジェームス・ヒンチクリフ360
12マックス・チルトン360
13マルコ・アンドレッティ336
14エド・ジョーンズ332
15JR・ヒルデブランド315
16カルロス・ムニョス298
17チャーリー・キンボール289
18コナー・デイリー264
19ミカエル・アレシン237
20スペンサー・ピゴット184
21セバスチャン・ブルデー170
22エド・カーペンター169
23ギャビー・チャベス98
24ファン・パブロ・モントーヤ93
25エステバン・グティエレス91
26セバスチャン・サーべドラ80
27オリオール・セルビア61
28フェルナンド・アロンソ47
29ジャック・ハーベイ33
30ピッパ・マン32
31ジェイ・ハワード24
32ザック・ビーチ23
33セージ・カラム23
34ジェームズ・デイビソン21
35トリスタン・ボーティエ15
36バディ・ラジアー14


AUTOSPORT web

「インディカー」をもっと詳しく

「インディカー」のニュース

「インディカー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ