IMSA第11戦:モントーヤ組アキュラDPi、ラグナ・セカで初タイトルに王手をかける3勝目

9月17日(火)19時46分 AUTOSPORT web

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第11戦ラグナ・セカが9月15日、アメリカ・カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われ、アキュラ・チーム・ペンスキーのデイン・キャメロン/ファン・パブロ・モントーヤ組6号車アキュラARX-05が優勝。2019年シーズン3勝目を挙げた。


 全12戦で争われる2019年シーズンもいよいよ大詰め。決勝レースの結果次第では最終戦を前にタイトル決定の可能性もあるなかで迎えた第11戦の予選は、地元戦に意気込むマツダや、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)の見直しを受けてパフォーマンスの向上が見込まれたキャデラックを抑えて、アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車と6号車アキュラARX-05がフロントロウを独占した。


 日曜の決勝でもアキュラ勢の速さは衰えをみせず。リッキー・テイラーが好スタートを切った7号車にモントーヤ駆る6号車アキュラが追随するかたちでレースをリードしていく。


 1回目のピットイン後もワン・ツー態勢を築くアキュラ勢だったが42周目、テイラーがトラフィックに引っかかった隙を付いて、モントーヤから交代したキャメロンが僚友をパス。スタートから1時間を迎えようかというタイミングでトップに浮上した。


 その後、キャメロンは徐々にチームメイトとの差を広げ一時は20秒近いギャップを築くと、終盤はマージンを切り崩しながらクルージング。2時間40分間で一度もセーフティカーが介入しなかったレースで2位に9.7秒差のトップチェッカーを受けた。


 今戦をポイントリーダーとして迎えた6号車のキャメロン/モントーヤ組はこれで今季3勝目。7戦連続での表彰台獲得となり、ランキング2位につけるウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.Rを駆るピポ・デラーニ/フェリペ・ナッセ組との差を12ポイントに広げることに成功した。この結果、6号車のコンビは最終戦プチ・ル・マンで8位以上でフィニッシュすればタイトルが獲得可能となっている。

IMSA第11戦ラグナ・セカ フロントロウから飛び出したアキュラARX-05勢
IMSA第11戦ラグナ・セカ フロントロウから飛び出したアキュラARX-05勢
ウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R
ウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R


 レース中盤、僚友にポジションを明け渡してしまった7号車アキュラARX-05はポールポジションから2位フィニッシュでチームのワン・ツー・フィニッシュに貢献。3位には終盤、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.Rを攻略した31号車キャデラックが入り、ナッセのタイトル防衛に望みをつないだ。


 第6戦ワトキンスグレンから3連勝中だったマツダチーム・ヨーストは、77号車マツダRT24-Pが予選4番手を得たものの、7位に順位を落としてフィニッシュという結果に。また、今季2勝を挙げている55号車マツダRT24-Pはクラッチトラブルに見舞われ、今レース唯一のリタイア車両となっている。


 今季限りで活動を取りやめることが発表されたコア・オートスポーツの54号車ニッサンDPiは予選11番手から4つポジションを上げ7位でチェッカーを受けた。


 LMP2クラスは、PR1/マティアセン・モータースポーツのマット・マクマリー/ダルトン・カレット組52号車オレカ07・ギブソンが逆転勝利を飾り、5連勝でタイトル獲得を決めている。ポールポジションを獲得したパフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカ07・ギブソンは1周遅れの2位に終わった。


■NSX GT3を走らせるマイヤー・シャンク・レーシングがランキング首位で最終戦へ


LMP2クラスチャンピオンを獲得したPR1/マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソン
LMP2クラスチャンピオンを獲得したPR1/マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソン
アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05
アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05
出走イベントが残り1レース、第12戦ロード・アトランタのみとなったコア・オートスポーツの54号車ニッサンDPi
出走イベントが残り1レース、第12戦ロード・アトランタのみとなったコア・オートスポーツの54号車ニッサンDPi


 BMWチームRLLの24号車BMW M8 GTEがポールからスタートしたGTル・マン(GTLM)クラスではレース序盤に動きがあった。


 2番手グリッドからスタートを切り首位の背後につけていたフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGTはスタートから18分後、ジェシー・クローン操る24号車BMWがターン2の立ち上がりで一瞬失速した隙を見逃さずオーバーテイク。その後、66号車はディルク・ミューラー、ジョーイ・ハンドとつないで114周目にクラストップチェッカーを受けた。


 24号車BMWは首位から遅れること20秒後、クラス2位でフィニッシュ。その2秒後には3ピット作戦を採ったコルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.Rが続いた。なお、ランキング1、2位につけるポルシェGTチームの912号車と911号車ポルシェ911 RSRはペースが振るわずラップダウンのクラス7位、8位となった。


 GTデイトナ(GTD)クラスではポール・ミラー・レーシングのブライアン・セラーズ/コーリー・ルイス組48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが完勝。ポール・トゥ・ウインで今季初優勝を達成した。これに次ぐクラス2位はスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3、3位にはクラス最後尾スタートだったマグナス・レーシングの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが入った。


 日本勢はランキング首位でラグナ・セカに乗り込んだマイヤー・シャンク・レーシングのマリオ・ファーンバッハー/トレント・ヒンドマン組86号車アキュラNSX GT3 Evoがクラス8位。僚友の57号車NSXがクラス6位という結果に。また、2台のレクサスRC F GT3を走らせるエイム・バッサー・サリバンは14号車がクラス9位、12号車はクラス11位に沈んだ。


 なお、今ラウンドが最終戦となったIMSAウェザーテック・スプリントカップは、パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 RSRをドライブするザック・ロビションが初代王者の栄冠を手にしている。

GTLMクラスのスタートシーン
GTLMクラスのスタートシーン
フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGT
フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGT
パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 GT3 R
パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 GT3 R
ポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
ポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
エイム・バッサー・サリバンの12号車と14号車レクサスRC F GT3
エイム・バッサー・サリバンの12号車と14号車レクサスRC F GT3
マイヤー・シャンク・レーシングの57号車アキュラNSX GT3 Evo
マイヤー・シャンク・レーシングの57号車アキュラNSX GT3 Evo


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