【タイム結果】スーパーGT第6戦SUGO公式練習/Modulo NSX-GTとweibo Primez ランボルギーニ GT3が最速タイムを記録

　2022年シーズンのスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』が開幕した。9月17日9時25分から行われた公式練習では、GT500クラスは64号車Modulo NSX-GTの大津弘樹が、GT300クラスは88号車weibo Primez ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥がそれぞれ最速タイムを記録した。

　全8戦が開催される2022年シーズンのスーパーGTも終盤戦に突入。次戦となる第7戦オートポリスはサクセスウエイト（SW）係数が半減、最終戦の第8戦もてぎはノーハンデウエイトとなることから、今大会SUGOはシーズン中、最もSWが重い一戦となる。前戦に引き続き、GT500クラスが15台、GT300クラスが27台の、両クラス計42台が出走した。

　秋の訪れを感じさせるSUGO。公式練習は分厚い雲がサーキット全体を包み込むなか、気温24度、路面温度30度、湿度80％と涼しめのコンディションでスタートを迎えた。

　セッション開始10分の序盤には、64号車Modulo NSX-GT（SW：0kg）の伊沢拓也がS字カーブ立ち上がりで単独スピンを喫する場面も。車体、タイヤともにダメージはなかったようで、ピットには入らず、翌周も走行を続けた。

　走行開始から30分の時点で、GT500クラスは1分11秒235を記録した36号車au TOM’S GR Supra（SW：47kg）の坪井翔がトップに浮上。GT300は1分18秒321を記録した88号車weibo Primez ランボルギーニ GT3（SW：33kg）の元嶋がトップタイムをマーク。GT300はセッション序盤から昨年の公式練習の最速タイムの1分18秒217に0.04秒迫る好タイムが記録された。

　10時5分の段階で気温は26度、路面温度は32度に上昇。一時は雲の隙間から青空が顔を覗かせるも、曇り空は変わらず。セッション中盤はクラッシュや接触などのアクシデントはなく、各チームそれぞれ予選、決勝に向けたプログラムを進めた。

　10時50分にGT500／GT300クラスの混走が終了され、GT300クラスの10分間の占有走行時間帯となると各車は予選シミュレーションを実施。ウォームアップランを経て、残り時間3分を切ったところから続々とアタック。自己ベストを更新する車両はあったが、セッション序盤に元嶋が記録した1分18秒321を上回る車両は現れず。88号車ランボルギーニがトップを守ったまま公式練習を終えた。

　2番手に96号車K-tunes RC F GT3（SW：38kg）、3番手に7号車Studie BMW M4（SW：63kg）、4番手に9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari（SW：24kg）、5番手にARTA NSX GT3（SW：3kg）、そして6番手に25号車HOPPY Schatz GR Supra（SW：0kg）が続いた。

　続けて11時より10分間のGT500占有走行が開始。こちらも残り3分を切ったところから続々とアタックシミュレーションが行われた。そんななか、16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT（SW：11kg）の大湯都史樹が1分10秒335で首位に浮上。しかし、その直後、GT500で唯一SWを搭載しない64号車の大津弘樹が1分10秒297を叩き出しトップの座を奪ってセッションは終了した。

　GT500最速は64号車、2番手に16号車と、ダンロップタイヤを装着するホンダNSX-GTの2台が続いた。3番手はミシュラン勢トップの23号車MOTUL AUTECH Z（SW：44kg）、4番手はヨコハマタイヤ勢の24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z（SW：37kg）、5番手はブリヂストン勢トップの36号車、そして6番手は8号車ARTA NSX-GT（SW：42kg）という結果となった。
　
　2022年のスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の公式予選はこのあと17日14時30分から行われる。アップダウンの激しいテクニカルコースのSUGOで、ポールポジションを獲得するのはどの車両、どのドライバーとなるだろうか。

■2022スーパーGT第6戦SUGO GT500公式練習結果（編集部計）

■2022スーパーGT第6戦SUGO GT300公式練習結果（編集部計）