ローマがSNSで情報提供求めた行方不明の少年、無事に発見・保護される

2019年9月17日(火)12時14分 サッカーキング

ローマがムヒタリアン加入と同時に情報提供を呼びかけた少年が無事発見された [写真]=Getty Images

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 ローマは16日、8月にケニア国内で行方不明となりクラブが捜索を手伝っていた13歳のケニア人の少年が、無事に発見・保護されたことをクラブの英語版公式Twitter(@ASRomaEN)で報告した。同日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 ローマは7月1日、行方不明となった子どもたちの捜索を行う2つチャリティー団体『全米行方不明・非搾取児童センター(NCMEC)』、『Telefono Azzurro』とパートナーシップ契約を締結。以降、クラブの公式Twitterで新加入選手の発表を行うたびに、行方不明となっている子どもたちの写真もツイートに添付し、広く情報提供を呼びかけていた。

 今回発見された少年は、2日にアーセナルからレンタル移籍で加入したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの獲得を発表するツイートで写真が公開されていた。少年が発見されたのは、同選手がセリエAデビュー弾を決めた15日のことで、少年はすでに家族との再会を果たしたという。



 ローマのキャンペーンは、アメリカのロックバンド『ソウル・アサイラム』が1992年に公開した『Runaway Train』のミュージックビデオから着想を得ている。同MVは行方不明となっていた36人の子どもたちの写真と名前を紹介し、そのうち21人が無事に発見されている。

 ローマのポール・ロジャーズ戦略部長は、「私たちはソーシャルメディアが持っている情報伝播の性質を用いて、行方不明の子どもたちに関する認識を高めたいと考えています。私たちのソーシャルメディアは多くのフォロワーを抱えており、私たちの発表は世界中に信じられないほどの影響と認識を与えるのです。世界の注目がクラブの発表に向けられるときこそ、(情報提供を呼びかける)べき瞬間だと思いました」と取り組みの理念を明かしていた。

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