エンバペのPK&ハキミ弾でPSGがCL白星発進! ホームでドルトムントを下す

2023年9月20日(水)6時24分 サッカーキング

PKを決めてPSGに先制点をもらたしたエンバペ [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第1節が19日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。

 PSGにとって、悲願の“ビッグイヤー”獲得に向けた挑戦が始まる。昨季はバイエルン(ドイツ)に敗れてベスト16で敗退。大幅に戦力を刷新し、ルイス・エンリケ監督を迎え入れた今季は、ここまでリーグ・アンで2勝2分1敗とややスローなスタートとなっている。初陣で相対するドルトムントは、昨季のCLでチェルシー(イングランド)の前に屈し、PSGと同じくラウンド16で大会を去った。今季はブンデスリーガで2勝2分、DFBポカールでも1回戦を突破しており、無敗で駆け抜けている。

 ミラン(イタリア)、ニューカッスル(イングランド)と同居する“死の組”の初陣に向け、PSGのスターティングメンバーにはマルキーニョス、ウスマン・デンベレ、そしてキリアン・エンバペらが並んだ。一方、ドルトムントはマッツ・フンメルス、マルセル・サビツァー、ユリアン・ブラントらが先発に名を連ねた。

 試合は早い時間帯にドルトムントにアクシデントが発生。先発していたサビツァーが負傷の影響でプレー続行不可能となり、14分にフェリックス・ヌメチャがピッチに送り出された。その直後、ドルトムントは左サイドのスローインを受けたカリム・アデイェミの落としからユリアン・リエルソンが縦へ突破し、中央へのパスにドニエル・マレンが反応。ターンから右足フィニッシュまで持ち込んだが、ここはGKジャンルイジ・ドンナルンマに阻まれた。

 対するPSGは19分、右サイドでボールを持ったデンベレが後ろへ繋ぐと、待っていたアクラフ・ハキミがウォーレン・ザイール・エメリとのワンツーで中央へ侵入。横パスを受けたヴィティーニャが右足で狙うも、ここはポストに嫌われている。その後は両チームフィニッシュまで持ち込むシーンを作りながら均衡は破れず、前半はスコアレスで終了した。

 後半に入るとPSGにビッグチャンスが到来。ハキミとのワンツーで右サイドを破ったデンベレが中央へ折り返すと、遅れてボックス内へ入り込んできたエンバペがダイレクトで合わせる。このシュートがブロックに入ったニクラス・ズーレのハンドを誘い、PSGにPKが与えられた。ここで得たPKをエンバペが冷静にゴール左下隅に流し込み、PSGが先手を取っている。

 勢いに乗ったPSGは58分、ヴィティーニャとのパス交換からボックス内に駆け上がったハキミが魅せる。リターンパスを受けると巧みな切り返しで相手をかわし、右足でゴールネットを揺らす。PSGが大きな追加点を手にした。

 2点を追うドルトムントは62分にニクラス・フュルクルクとマルコ・ロイス、76分にジェレミー・バイノー・ギテンスとラミ・ベンセバイニと交代カードを切る。すると途中から入った選手たちがチャンスを演出。79分、ロイスとのワンツーでゴール前に入ったバイノー・ギテンスがフィニッシュを狙ったが、低い弾道のシュートはポストに嫌われた。

 後半アディショナルタイムには途中出場していたゴンサロ・ラモスがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドのため得点は認められず、試合はこのままタイムアップ。PSGがホームでのCL開幕戦を白星で飾り、“死の組”突破へ向けて幸先の良いスタートを切った。一方、敗れたドルトムントは今季公式戦初黒星となり、ホームに戻った次節に勝ち点「3」を狙う。

 次節は10月4日に行われ、PSGは敵地でニューカッスル(イングランド)と、ドルトムントはホームでミランと、それぞれ対戦する。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 2−0 ドルトムント

【得点者】
1−0 49分 キリアン・エンバペ(PK/パリ・サンジェルマン)
2−0 58分 アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)

サッカーキング

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