燕・村上 8戦連続ノーアーチの裏に「あの異変」とは

2022年9月25日(日)11時40分 ココカラネクスト

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 打って決めてくれ!ヤクルトは24日のDeNA戦(神宮)に8ー1と勝利。悪天候もあり1時間30分遅れのプレーボールで価値ある勝利をつかんだ。

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 試合開始前の神宮球場に見慣れぬ光景が広がった。直前の大雨の影響でグラウンドに水が大量にたまり、職員総出のバケツリレーを強いられた。

 1時間30分遅れで始まったゲームは初回先頭の塩見が二塁打、すぐさま山崎が適時打をマークし得点を奪うと2回にもオスナが18号ソロを放つなど、15安打8得点の猛爆。投げては先発のサイスニードが8回途中1失点としっかりと試合を作り、チームトップの9勝目をあげた。

 この日の勝利で優勝マジックは一気に減って「2」となった。「1時間半遅れてでもプレーボールかかったのは作業してくれた皆さんに感謝。勝つ試合を見せられたので、大変だったけどいい一日になった」と高津監督も安堵の表情を浮かべた。

 一方、主砲・村上にはこの日も期待された一発は出なかった。13日に55号を放って以来、8戦36打席でノーアーチとなっている。第1打席は空振り三振、第2打席は申告敬遠、第3打席で右中間を破る二塁打をマークし、これが14打席ぶりのヒットとなった。その後は空振り三振、一ゴロに倒れ、4打数1安打2三振に終わった。

 現在の村上の状態に関してはこんな声も。テレビ中継で解説を務め、村上のルーキー時代から知るヤクルトOBの宮本慎也氏は「少し(バットの)ヘッドが早く返っている」と指摘。球を意識的に上げようとするあまり、わずかにメカニックに異変が生じ、そのため、セカンドゴロなどが増えていると語った。

 今季はここまで55号をマーク、5打席連続弾、令和初の三冠王も視野に入れるなど、主砲としてチームを牽引、記録にも記憶にも残る快進撃を続けてきた村上。果たしてV2が決まる試合でメモリアル弾となるか。注目の打席となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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