コロ・ムアニが加入後初得点、PSGが“ル・クラスィク”で4発快勝…マルセイユは今季初黒星

2023年9月25日(月)5時41分 サッカーキング

コロ・ムアニ(左)の加入後初ゴールなどでPSGが大量4ゴール [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 リーグ・アン第6節が24日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユが対戦した。

 今季最初の“ル・クラスィク”は意外な形で迎えている。リーグ・アン2連覇中のホームチームは、ルイス・エンリケ監督を招へいした今シーズン、開幕からの2試合をドローで終えると、前節はニースを相手に初黒星を喫した。19日に行われたチャンピオズリーグ(CL)ではドルトムントを2−0で下したが、リーグ・アンは第5節終了時点で2勝2分1敗とやや波に乗り切れていない。対するマルセイユも今季ここまで無敗をキープしているものの、2勝3分で勝ちきれない試合も多い。両者は長年リーグ・アンで上位争いを繰り広げてきたが、今季は今後へ弾みをつけるきっかけを掴みたい一戦だ。

 PSGは“エース”のキリアン・エンバペを筆頭に、マルキーニョス、ウスマン・デンベレ、ランダル・コロ・ムアニらが先発に並んだ。一方のマルセイユはジョナタン・クラウス、レナン・ロディ、ピエール・エメリク・オーバメヤンらがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合の均衡は早い時間帯に破れる。7分、ペナルティエリア右角手前のスペースで仕掛けたエンバペが倒され、PSGにフリーキックが与えられる。キッカーを務めたアクラフ・ハキミが右足でニアサイドを射抜き、PSGが先手を取った。

 早くも1点を追いかける展開となったマルセイユは22分に右サイドからチャンスを作る。自陣から細かくパスを繋いで右サイドのスペースへスルーパスが送られると、背後から駆け上がってきたクラウスが右足でシンプルなクロスボールを供給。ペナルティエリアにフリーで走り込んだヴィトール・カルヴァーリョが頭で合わせたが。ジャストミートした一撃はクロスバーに嫌われた。

 その後はなかなか両チーム決定的なシーンを作り出すことができなかったが、31分にPSGにアクシデントが発生。序盤に足首を痛めていたエンバペが1度はピッチに戻ったものの、やはりプレー続行は不可能となり、ゴンサロ・ラモスとの交代でピッチを去った。

 前半で“エース”を欠くこととなったPSGだったが、決して勢いは衰えない。37分、ペナルティエリア手前中央でブラッドリー・バルコラからのパスを受けたハキミが右足を一閃。グラウンダーのミドルシュートは左ポストに嫌われたが、こぼれ球をコロ・ムアニが押し込む。今夏の移籍マーケットで新加入したストライカーがPSGでの初ゴールを挙げ、ホームチームがリードを広げてハーフタイムに突入した。

 後半の立ち上がりにもPSGがゴールに襲いかかる。47分、自陣から細かくパスを繋いで前進し、右サイドにボールを渡すと、大外で待っていたデンベレが右足でシンプルなクロスボールを送る。ボックス中央へ飛び込んだゴンサロ・ラモスがヘディングシュートをねじ込み、PSGが勝利を決定付けた。

 その後も試合の様相は変わらず、基本的にはPSGがボールを握って時間を進める。終盤に差し掛かった88分には自陣でセットプレーを跳ね返したところから、コロ・ムアニが右サイドを独走。スピードアップして並走するジョルダン・ヴェレトゥを振り切り、右足でグラウンダーのボールを送り込むと、ペナルティエリア内で待っていたゴンサロ・ラモスが冷静に流し込んだ。

 試合はこのままタイムアップ。4ゴールを奪ったPSGがマルセイユを下し、リーグ・アンに限定すると2試合ぶり白星を飾った。敗れたマルセイユは今季初黒星となっている。

 次節は30日に行われ、PSGは敵地でクレルモンと、マルセイユも同じくアウェイで南野拓実が所属しているモナコと、それぞれ対戦する。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 4−0 マルセイユ

【得点者】
1−0 8分 アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)
2−0 37分 ランダル・コロ・ムアニ(パリ・サンジェルマン)
3−0 47分 ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン)
4−0 89分 ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン)

サッカーキング

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