波に乗る平川が今季初ポール獲得! KONDO RACING勢が続く【スーパーフォーミュラ第6戦予選】

2019年9月28日(土)15時51分 AUTOSPORT web

 9月28日、岡山県の岡山国際サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が行われ、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分12秒700をマークしポールポジションを獲得。山下健太、国本雄資とKONDO RACING勢が2〜3番手につけた。一方、ランキングトップ2は苦しいグリッドに終わっている。


 事前には雨の天気予報も出ていたものの、予報は好転し薄曇りのなかで迎えたスーパーフォーミュラ第6戦の公式予選。気温30℃、路面温度34℃というなか、14時25分から公式予選Q1がスタートした。今回Q1はコース長もあり、A組、B組に分かれ各10分間で行われた。


 A組では、まずはアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)からコースイン。間隔をおきながら10台のマシンがコースに入っていった。全車が義務づけとなるミディアムを履きアタックをこなしていくが、ミディアムを履く状態でのタイムの伸びが大きくなく、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)がマークした1分14秒972が最速。ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、山下と続いた。


 一方で、ノックアウトを喫したのは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)という意外なメンバー。特にタイトルを争う山本にとっては悔しいQ1脱落という結果となってしまった。岡山で2年連続ポールだった関口はQ1の後、「ソフトタイヤとの相性は良かったが、ミディアムにうまく合わせられなかった」とコメントしており、難しい予選であったことを感じさせている。


 14時45分からスタートしたB組では、まずはルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)からアタックを展開。こちらもチェッカーまで続々とタイムが記録されていくが、トップタイムをマークしたのは中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)。福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。


 一方、野尻智紀(TEAM MUGEN)、アウアー、塚越広大(REAL RACING)、中山雄一(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)という4人がQ1で脱落。全体的にA組よりもB組の方がタイムが上がる結果となっている。


 10分間のインターバルを経て迎えた12台のQ2では、ソフトタイヤが登場。各車がチェッカーに向け続々とタイムを縮めていくが、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分12秒951を記録し一気に12秒台にタイムアップ。さらに石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)も12秒台に入れていく。


 一方、13秒台の争いの中で、いまひとつタイムが伸びなかったのがランキング首位のキャシディ。チェッカー間際にKONDO RACINGの2台がタイムを上げたこともあり、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)、ニューウェイとともにまさかのQ2ノックアウト。ランキング首位のキャシディは納得できない様子でピットで怒りをあらわにした。


 Q2では、平川がトップタイム。国本雄資(KONDO RACING)、石浦というトップ3に。福住、山下、牧野、一貴、パロウがQ3に進出した。


 15時22分からスタートしたQ3では、続々とタイムが縮められていくなか、前戦ツインリンクもてぎで初優勝を飾り波に乗る平川が1分12秒700までタイムを縮め、今季初のポールポジションを獲得。さらに山下健太、国本雄資とKONDO RACINGの2台が続く結果となった。4番手には一貴がつけ、トヨタエンジン勢がトップ4を占める結果となった。


 5番手には福住がつけホンダエンジン勢の最上位に。石浦、牧野、パロウと続くトップ8となった。一方で、ランキングでは3位のパロウ、6位の福住、8位の山下が予選上位で、現在ランキング首位のキャシディは予選10番手、2位の山本は予選16番手と苦しいグリッドとなった。


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