表彰台を逃したアロンソ、悔しさ爆発で壁に穴。「F1キャリアのなかで最大級の成果になるはずだった…」

2017年9月29日(金)8時17分 AUTOSPORT web

 マクラーレン・ホンダF1チームのフェルナンド・アロンソは、F1シンガポールGPでアクシデントに巻き込まれてリタイアした後、悔しさのあまり自分の部屋の壁を殴りつけ、穴をあけたと明かした。


 シンガポールGP決勝でアロンソは8番グリッドから抜群のスタートを決め、ターン1に向けて上位に躍り出ていた。しかしセバスチャン・ベッテルキミ・ライコネン、マックス・フェルスタッペンが絡むクラッシュが発生、アロンソはそこに巻き込まれてしまい、マシンに大きなダメージを負い、リタイアせざるを得なかった。


 パドックに戻り、プライベートルームで事故のリプレイを見たアロンソは、失ったチャンスの大きさを知り、悔しさを抑えきれずに壁を殴りつけたという。


「(穴は)まだあるよ。あれは本当に悔しかった」とマレーシアに到着したアロンソは報道陣に対して語った。


「(部屋に戻ってきて)リプレイを見たんだ。ベッテルがターン3の立ち上がりでスピンしていた。僕らは(その後ろを走っていた)ルイス(・ハミルトン)のすぐ後ろにいたし、正しいタイヤをつけていた」   


「だからチャンスが訪れれば、彼を抜きにいけたかもしれない。いずれはひとつかふたつポジションを落としただろうが、それ以上落ちることはなかったと思う。ストリートサーキットだから、抜かれずに済んだだろう」


「表彰台を獲得できていたら、僕のキャリアのなかでも最大の出来事のひとつになったのに。そのチャンスを逃したんだ」

2017年F1第14戦シンガポールGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、スタート直後、フェルスタッペンとライコネンのクラッシュに巻き込まれた

 アロンソのマシンは大きなダメージを負い、レース後、チームは「衝撃は非常に大きく、ボディワークが壊れ、フロアが損傷を受け、さらにはエキゾーストに穴が開いていた」と明かしている。その後、ホンダがチェックしたところ、幸いパワーユニットは再利用可能な状態だったという。 


 マレーシアはマクラーレン・ホンダのパッケージと相性が良いサーキットではないが、アロンソは、できるだけ上位で走り切るために全エネルギーを注ぎ込んでいくと誓っている。 


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