対向車検知システムを初採用の新型『ボルボV60』が登場。2種類のPHEVも新設定

2018年10月5日(金)8時0分 AUTOSPORT web

 ボルボの主力モデルとなるプレミアム・ミッドサイズステーションワゴン『ボルボV60』がフルモデルチェンジを受け、正面衝突の被害を軽減する自動ブレーキの初採用や、2種類のPHEV(プラグインハイブリッド)を設定するなど大幅な進化を遂げ、9月25日より発売開始となっている。


 先代に当たる初代『V60』の後継ではなく、ボルボ自身が「ボルボ・エステートの人気を決定づけた『ボルボ850』や歴代『V70』の伝統を受け継ぐ』と位置付ける2代目『V60』は、最上級SUVの『XC90』やEセグメントモデルの『V90』などと同様に、クリーンかつダイナミックなエクステリアや、スウェーデンのクラフトマンシップで満たされた上質なインテリアが採用された。


 さらに先代よりボディ全長を125mm拡大すると同時に全高は45mm低く下げて伸びやかなスタイルとした上で、全幅を1850mm(先代比-15mm)に抑えるなど、日本市場の道路環境にも配慮したサイズとなっている。


 ボルボの代名詞でもある最新の安全技術も全グレードに標準装備となり、乗員のみならず車外の人をも守る16種類以上の先進安全・運転支援機能“IntelliSafe(インテリセーフ)”を搭載。


 また、City Safety(衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム)の検知対象を拡大し、従来の前走車に加え新たに対向車検知機能も追加し、衝突が避けられない場合には衝突警告、前席左右の電動シートベルトおよび自動ブレーキの作動を同時に開始し、対向車との衝突速度を最大10km/h低下させ衝突エネルギーを減少させることで、乗員へのダメージを軽減することが可能となっている。

先代の流麗でスポーティな路線から一転、ボルボ伝統の”エステート”スタイルを受け継いだ2代目『V60』
ラゲッジ容量はクラストップとなる529リッターを実現。電動開閉機能も備える
新たに2種類のPHEV(プラグインハイブリッド)を用意。デリバリーは2019年春頃が予定されている


 パワートレインには『V90』や『XC60』に導入されたクリーンディーゼル搭載の予定はなく、2リッター4気筒直噴ガソリンターボのT5(254PS/350Nm)と、新たに2種類のPHEV(プラグインハイブリッド)を用意。


 最上級SUVの『XC90』にも搭載された“T8 TWIN ENGINE AWD”は、スーパーチャージャーと、ターボチャージャーにより最高出力318PS+電気モーター65kW(87ps)を発揮し、パワフルな走りを実現。そして新ユニットのT6 TWIN ENGINE AWDは最高出力253PS+電気モーター65kW(87ps)でさらなる高効率を追求した。


 ともにガソリンエンジンで前輪を、高出力電気モーターで後輪を駆動させ、走行状況などに応じて高効率のハイブリット、EV走行の選択も可能な環境性能の高いパワートレインとなっている。


 一方のインテリアも上級モデル同様の高品質な仕立てとなり、直感的な操作が可能なインフォテイメントシステム“SENSUS”を搭載。インパネ中央には赤外線方式タッチスクリーンを採用し、手袋をしたままでも操作可能な9インチのセンターディスプレイを配置したほか、ドライバーが必要な情報は12.3インチ・ドライバー・ディスプレイ(メーターパネル・4モード選択式)とヘッドアップディスプレイにも表示可能となっている。


 ガソリンモデルの“T5”が2グレード、PHEVがパワートレーン別に1グレードずつの展開となり、価格は499万〜819万円。PHEVの2モデルはガソリンモデルより少し遅れて2019年春頃のデリバリーが予定されている。

City Safety(衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム)の検知対象を拡大し、従来の前走車に加え新たに対向車検知機能も追加
全車8速ATを採用。インフォテイメントシステム「SENSUS」はCarPlay、AndroidAutoにも対応する
オーディオシステムはBowers & Wilkinsとharman/kardonの2種類を設定する


AUTOSPORT web

「V6」をもっと詳しく

タグ

「V6」のニュース

「V6」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ