2023年F1第18戦カタールGPスプリント トップ8ドライバーコメント(2)

2023年10月8日(日)18時15分 AUTOSPORT web

 2023年F1第18戦カタールGPのスプリントが行われ、1〜4位のドライバーが土曜日を振り返った。1〜4位のドライバーはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。


■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
スプリント=4位

2023年F1第18戦カタールGPスプリント ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 本当に楽しかったよ! 1周目は少し荒れたね。僕はターン6がミディアム勢をオーバーテイクできるチャンスだと考えていた。序盤にはアドバンテージがあるとわかっていたし、(オスカー・)ピアストリ(マクラーレン)を抜くことができて満足している。ソフトタイヤがあんなに早くだめになってしまうことには驚かされたけど、何度もセーフティカーが導入されたのは幸運だった。もしあれがなければポイント圏外でのフィニッシュになっていただろう。スプリントが行われる週末はプラクティスの時間が限られていて、タイヤに対する知識も限られてしまうから、こんなことが起こりうるんだ。とはいえ、もしミディアムを履いていたとしても4位でフィニッシュしていただろう。順位は上がりも下がりもしなかった。


 今日のペースがフェラーリより速かったのは前向きな結果だ。彼らと同じタイヤを履いて、僕たちのほうが速かったんだ。明日はマクラーレンとも戦える素晴らしいポジションにつけている。戦略の面から見ても面白くなりそうだし、何ができるか見てみよう。


 最後に、ワールドチャンピオンを獲得したマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)を祝福したい。信じられないような快挙だし、彼にふさわしい結果だ。来年は彼にもっと挑戦できるよう、自分たちのレベルを上げていかなければならない。


■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
スプリント=3位

2023年F1第18戦カタールGPスプリント オスカー・ピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)

 まずは、スプリントで勝利を挙げたオスカーと、3回目のタイトルを獲得したマックスに、おめでとうと言いたい。


 僕にとってはタフなレースだった。スタートが悪かったためにすべてが難しくなってしまった。とはいえうまく挽回できたと思う。楽しいバトルがあり、オーバーテイクをうまく成功させて、最終ラップでジョージの前に出た。きついレースだったけれど、チームがまたポディウムを獲得できたのは素晴らしいことだ。


 今週末、オスカーは最高の仕事をしている。僕はたくさんミスをしたけれど、彼はミスを犯すことなく、状況をうまく活用している。彼の方が良い仕事をしていると思う。本当に素晴らしいね。


■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント=2位

2023年F1第18戦カタールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズタイトルを獲得

 3度の世界チャンピオンになることができて、最高の気分だ。信じられないよ。チーム、家族、友人にとっても、うれしいことだ。家族は最初から、僕を今の人間にするために、人生の多くをかけて助けてくれた。レース後、母とFaceTimeで話をすることができた。母はすでにシャンパンを飲み始めていたよ! 本当にうれしいことだ。母もレーサーだから、理解してくれているんだ。父はここに来ていたので、この瞬間にそばにいることができてよかった。


 僕たちはよく、マシンのパフォーマンスの話をするけれど、一番大事なのはこの雰囲気であり、チームで働く人々だと僕は思っている。僕たちは、厳しいコンディションにおいて、素晴らしい結果を何度も出してきた。信じられないような仕事をしてきたと思う。最高の一年だ。チームは一年を通して根気強く働いてきた。このグループの一員であることがとても楽しい。


 今はただこの瞬間をエンジョイしている。今の勢いを維持していきたい。これからも努力し続け、最善を尽くしていくつもりだ。


(自身の公式サイトに対して語り)今年のタイトルが(3回のなかで)ベストだ。最初のタイトルを獲得した時が一番感動的だった。F1で夢をかなえた瞬間だったからね。でも今年は僕にとってベストの年だ。連勝を長く続けることができたし、マシンも最高の状態だったと思う。一貫性という意味で、今年のタイトルを今までで一番誇りに思う。


■オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1チーム)
スプリント=1位

2023年F1第18戦カタールGP スプリントウインを果たしたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 すごくハッピーだ。緊張を強いられるレースだった。スタートでソフトタイヤ勢が良い蹴り出しを見せたから、これは困ったことになるぞ、と思った。でも彼らのタイヤはあっという間にだめになったので、結局は問題なかったよ。


 今日はセーフティカーは僕の味方をしてくれた。マックスが後方からポジションを上げつつあったんだ。でも僕たち自身のペースも悪くなかった。今日のスプリントレースでは、タイヤをうまく管理して走らなければならず、他のコンパウンドを履いたマシンに対処する必要もあった。それをうまくやってのけたから、とても満足している。


 マックスが2番手に上がった時、ポジションを守るために必死に努力する必要があった。でもペースはよかったし、タイヤをうまく持たせることもできた。そうして、スプリントでの初の勝利を挙げることができたんだ。最高の気分だよ。今日は、明日に向けて学ぶという要素もあり、そうして得たデータは重要になるだろう。


 最後になったけれど、3回目のタイトルを獲得したマックスにおめでとうと言いたい。素晴らしい成果だね。

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