降格決定のハミルトンが最速、メルセデスにとって“ほぼ完璧”な予選に「ここから何とかして勝つ」F1第16戦

2021年10月10日(日)16時25分 AUTOSPORT web

 2021年F1トルコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは1番手、バルテリ・ボッタスは2番手だった。ハミルトンは金曜に新たなパワーユニットエレメント(ICE)を投入したことで、10グリッド降格ペナルティを受けるため、11番グリッドからのスタートになり、ボッタスは代わってポールポジションにつく。ふたりともミディアムタイヤで決勝をスタートする。

2021年F1第16戦トルコGP 予選1番手のルイス・ハミルトンと2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、「今日の結果は我々にとって完璧に近い」とコメントしている。


「だが完璧ではない。ルイスにはハードタイヤで決勝をスタートさせたかったのだ。だが、予選が(路面がところどころ濡れている)トリッキーなコンディションだったので、ハードでQ3進出を狙うのはリスクが大きすぎるという結論に達した」

2021年F1第16戦トルコGP 予選最速のルイス・ハミルトン(メルセデス)

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 18番手(1分33秒636:インターミディエイトタイヤ/5周)
予選 1番手(Q1=1番手1分24秒585:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分23秒082:ミディアムタイヤ/:Q3=1番手1分22秒868:ソフトタイヤ)


 トルコに戻って来ることができてうれしいよ。去年、僕とチームにとって最高の出来事が起きた場所だからね(注:2020年F1ドライバーズタイトルを確定)。


 トラックは去年とは全く違う。今年はグリップレベルが素晴らしい。


 今日の予選はとても難しかった。路面のところどころに濡れた場所が残っていて、コースに出て1周目はタイヤに熱を入れるのが簡単ではなかった。でもチームが素晴らしい仕事をしてくれたんだ。正しいタイミングでコースに送り出してくれた。最高のパフォーマンスだったよ。


 明日は楽なレースにはならないだろうけど、全力を尽くすよ。容易にオーバーテイクができるとは思えない。(ほとんど)全員が同じタイヤでスタートするからね。そのため、コース上で順位を上げていくのは簡単ではないと思う。でも、ロングストレートがあるし、実際何ができるかは明日見ていくよ。トルコのファンにいいレースを見せたいね。


(予選後の会見で語り)天候によるけれど、明日は、慎重さも保ちつつ、“スーパー・アタック”のアプローチで戦うよ。なんとかして優勝する必要がある。絶対に優勝したい。それが目標だ。

2021年F1第16戦トルコGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

■バルテリ・ボッタス(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 9番手(1分31秒996:インターミディエイトタイヤ/8周)
予選 2番手(Q1=6番手1分25秒047:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分23秒579:ミディアムタイヤ/:Q3=2番手1分22秒998:ソフトタイヤ)


 いい予選だったね。コンディションが難しくて、特にQ1ではところどころ濡れた場所が残っていてきわどい状況だったし、Q3でもまだ濡れているところがあった。それでもいいラップを走ることができた。


 最後のラップでは、最終セクターでアンダーステアが出て、少しタイムを失った。とはいえ、とてもいいラップだったと思う。楽しんで走れたし、チーム全体の結果として、理想的といっていい。


 グリッドの隣はマックス(・フェルスタッペン/レッドブル・ホンダ)で、後ろのフェラーリは今週末とても強力だ。だからきついレースになるだろう。もちろん全力を尽くして戦うよ。


 僕たちのマシンはレースパフォーマンスがいいはずだから、自分自身のレースに集中し、ミスを避けて、トップの位置を守り抜く。戦略が重要になるだろうけど、いいレースができるという自信がある。明日スタートして、仕事をやり遂げるのを楽しみにしているよ。

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