苦しんだ末に掴んだ勝ち点3! ミラン指揮官、勝利のカギは「スタイルを見失っていた。だけど…」

2022年10月17日(月)12時53分 サッカーキング

試合を振り返ったミランのピオリ監督 [写真]=Getty Images

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 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、16日に行われたセリエA第10節ヴェローナ戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 セリエA第9節終了時点で勝ち点20の5位ミランは16日、降格圏に沈むヴェローナと対戦した。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのチェルシー戦での敗戦を払拭したいミランは、1−1で迎えた81分にFWアンテ・レビッチのパスにMFサンドロ・トナーリが抜け出して、ゴールネットを揺らす。試合はこのまま2−1で終了し、ミランはリーグ戦3連勝で3位に浮上した。

 ヴェローナ戦後、決勝点を挙げたMFサンドロ・トナーリは同試合での勝利の重要性を強調していた。そして、ピオリ監督も「選手たちが言っていることは正しい。私たちは上位を目指して競争しなければならないんだ。言い換えれば、それは多くの試合に勝ち、すべてのスタジアムで多くの勝ち点を積み上げることを意味する」と披瀝。続けて「不運な形で同点ゴールを許し、私たちは“ミラン”のスタイルを見失っていたよ。だけど、このチームには軌道修正を行い、どこからともなくチャンスを作り出すことのできる個々のタレントが揃っている。例えばトナーリへのレビッチのパスのようにね」と苦しんだ先で、手にした“勝ち点3”について語っている。

 また同試合では、後半開始から途中出場したFWディヴォック・オリジ。ケガからの復帰以降、最長時間プレーした同選手について、ピオリ監督は「昨シーズン終盤に負ったケガをようやく乗り越えることできたんじゃないかな。それまでは、どこかで躊躇や恐怖を感じていたけど、今はそれを振り払ったように見えるからね。レビッチも完治したし、もう少しローテーションの幅を広げることができそうだ」と胸中を明かした。

 中2、3日のペースで10月の過密日程を戦い抜いているミランの次戦は、23日に行われるセリエA第11節モンツァ戦。久しぶりにミッドウィークに試合がないことについて、ピオリ監督は「これだけのペースで試合をすると、トレーニングではリカバリーや次の対戦相手の対策がメインとなってくる。これからは、少しだけ自分たちを見直す時間があるね。その後はセリエAとチャンピオンズリーグを挟んで21日間で7試合だから、エネルギーを取り戻すことも忘れてはならない」とセリエA連覇と、CLでの躍進に向けて有意義な1週間にしたいと、口にしている。

サッカーキング

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