スーパーGT:2019年シーズン最終戦、チャンピオン決まる第8戦もてぎのエントリー発表

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは10月21日、ツインリンクもてぎで11月2〜3日に開催するシリーズ最終戦、第8戦もてぎのエントリーリストを発表した。スーパーGT GT500クラスが15台、GT300クラスは29台の両クラス合計44台がレギュラーシーズン最終戦へ臨む。

　4月13〜14日に幕を開けた2019年のスーパーGTもついにレギュラーシーズン最終戦を迎える。戦いの舞台となるのは栃木県芳賀郡茂木町にあるツインリンクもてぎ。決勝レースは、これまでのシリーズ戦より50km短い250kmレースとして争われる。

　スーパーGTのレギュレーションでは、これまで行われたシリーズ全7戦に参戦しているマシンはウエイトハンデが0kgとなるため、開幕戦以来の“ガチンコバトル”が見られるのも特徴だ。

　レクサス、ニッサン、ホンダがしのぎを削るGT500クラスは年間エントリーを果たしている15台全車がエントリー。ドライバーラインアップも年間エントリーから変更はない。ウエイトハンデについても15台すべてが0kgとなっている。

　注目のチャンピオン争いについては、王座獲得の権利を残しているのは大嶋和也／山下健太のWAKO’S 4CR LC500、平川亮／ニック・キャシディのKeePer TOM’S LC500、そして松田次生／ロニー・クインタレッリのMOTUL AUTECH GT-Rの3台のみだ。

　このうち70ポイントでランキング首位につける大嶋／山下組は予選結果にかかわらず、決勝で2位以上に食い込めば、ライバルの順位に関係なくチャンピオンを獲得できる。

　その大嶋／山下組を7ポイント差で追いかける平川／キャシディ組は決勝で4位以上になればチャンピオン獲得のチャンスが出てくるが、大嶋／山下組の結果に左右される状況だ。

　残る松田／クインタレッリ組はトップと20.5ポイントのギャップがついていることもあり、ポール・トゥ・ウィンで最大ポイントを獲得しないとチャンピオンへの扉は開かれない。そして、こちらも大嶋／山下組、平川／キャシディ組の結果次第という状況となる。

　GT300クラスも年間エントリーしている29台全車が参戦。前戦を欠場したアールキューズ AMG GT3もエントリーリストに名を連ねている。ドライバーラインアップも第7戦オートポリスから変更しているチームはない。

　ウエイトハンデについては、シーズン全戦にエントリーしていないチームもあり、ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号、McLaren 720Sの2台は獲得ポイント×1kg相当のハンデを背負っている。そのほかのチームは0kgだ。

　チャンピオン争いについては高木真一／福住仁嶺組のARTA NSX GT3、新田守男／阪口晴南組のK-tunes RC F GT3、谷口信輝／片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMG、平峰一貴／サッシャ・フェネストラズ組のリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが権利を残している。

　ランキングトップの高木／福住組は14.5ポイントのリードを手にしており、ポールポジション＋5位以上で自力チャンピオンを確定できる。

　一方、ランキング2位の新田／阪口組は2位以上、同3位の谷口／片岡組、4位の平峰／フェネストラズ組はポール・トゥ・ウィンを決めなければチャンピオン獲得のチャンスが出てこない情勢だ。

■2019スーパーGT第8戦もてぎ GT500クラスエントリーリスト（10月21日時点）

■2019スーパーGT第8戦もてぎ GT300クラスエントリーリスト（10月21日時点）