なでしこJがスイス相手に完封勝利…激しい雨の中、中島と田中のゴール守りきる
2017年10月22日(日)18時21分 サッカーキング
嵐の影響で、雨が降りしきる中行われた試合は、なでしこジャパンが平均身長10センチ以上の差があるスイス相手に互角以上の戦いを披露する。
先にチャンスを作ったのはなでしこジャパンだった。18分、敵陣ペナルティエリアのすぐ外でボールを受けた櫨まどかが、ダイレクトで左足を振り抜く。敵に当たったシュートがGKの逆をついたが、寸前のところで防がれてしまう。
35分、なでしこジャパンにピンチが訪れる。カウンターから右サイドに展開されると、DF陣がボールに引きつけられてしまう。左サイドが空いてしまいフリーのスペースを使われるが、シュートは枠を大きく外れた。
どちらにもゴールが生まれず、ボールを支配する日本とカウンターを狙うスイスという構図のまま前半を折り返す。
49分、相手からボールを奪った日本にチャンスが訪れる。敵陣左寄りの中央、フリーでボールを受けた横山久美がそのままドリブルで前へ運んだ。相手DFがカバーに入るも、ペナルティエリアすぐ外からワンステップで右足を振り抜く。しかし、シュートはわずかにゴールの上へ飛んでしまった。
ゴールが奪えない日本のベンチが59分に動く。2年連続日本女子サッカーリーグ得点王の田中美南が横山に代わり投入された。
70分にスコアボードが動く。櫨が敵陣ペナルティエリアすぐ外でボールを持つ。右サイドを駆け上がってきた中島依美にタイミングよくパスが送られ、フリーでペナルティエリアに侵入。GKとの1対1を外してしまうが、目の前に転がってきたボールを中島が押し込み先制点を奪った。
さらに後半アディショナルタイム2分、相手のミスからボールを奪った田中がそのままペナルティエリア内に突き進む。自らシュートを放ち、追加点を決めた
試合はこのまま終了。なでしこジャパンは12月に行われるEAFF E-1サッカー選手権2017 決勝大会に向けて弾みをつけた。
【スコア】
日本 2−0 スイス
【得点者】
1−0 70分 中島依美(日本)
2−0 90+2分 田中美南(日本)