全日程を終えたKリーグのシーズン総まとめ…入れ替え戦やカップ戦決勝など残るカードも紹介

2022年10月25日(火)22時38分 サッカーキング

天野純所属の蔚山現代が17年ぶりにリーグ制覇  [写真]=Getty Images

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 2022年シーズンの韓国Kリーグ1(1部)が、10月22〜23日に行われた第38節(最終節)をもって全日程を終了した。

 今季の韓国王者には蔚山現代が輝いた。第3節で首位に浮上して以降、優勝が決定した第37節まで一度もトップの座を譲らなかった蔚山現代は、2005年シーズン以来17年ぶり3回目の戴冠を達成。横浜F・マリノスから期限付き移籍でプレーした天野純もリーグ戦30試合に出場し、9ゴール1アシストの活躍で優勝に大きく貢献した。

 最終節翌日の24日に開催された年間表彰式では、蔚山現代からキャプテンのイ・チョンヨンが年間MVPに選ばれ、ホン・ミョンボ監督が最優秀監督賞を受賞。年間ベストイレブンには元ガンバ大阪のキム・ヨングォンなど最多4人が選出された。

 一方、昨季王者の全北現代モータースは2位でフィニッシュし、2017年シーズンから続いた連覇記録が「5」でストップ。3位には昨季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準優勝の浦項スティーラースが入り、来季ACLプレーオフ出場権を獲得した。

 下位では鈴木圭太所属の大邱FCが8位、小川慶治朗所属のFCソウルが9位でそれぞれ自力残留を決めるも、齋藤学所属の水原三星ブルーウィングスが10位でクラブ史上初の入れ替え戦進出が決定。先月までク・ソンユン(北海道コンサドーレ札幌)らが所属した軍隊チームの金泉尚武も、11位で入れ替え戦行きが決まっている。

 なお、入れ替え戦は10月26日と29日にホーム&アウェイ形式で行われ、水原三星は2部3位のFC安養と激突。金泉尚武は、石田雅俊やガンバ大阪からレンタル中のチュ・セジョンらが所属する2部2位の大田ハナシチズンと対戦する。

 また、10月27日と30日には、全北現代とFCソウルによるホーム&アウェイ形式のFAカップ決勝も行われる。

 FAカップ王者には来季ACL本大会出場権が与えられるが、すでにリーグ2位で出場権を確保している全北現代が優勝した場合、同3位の浦項が本大会から出場。同4位の仁川ユナイテッドに繰り上げでプレーオフ出場権が与えられる。

 果たしてKリーグの昇降格チームと来季ACL出場4チームはどのような顔ぶれになるのか。今週一週間で繰り広げられる入れ替え戦、FAカップ決勝それぞれの大一番から目が離せない。

文=ピッチコミュニケーションズ

■2022年シーズンのKリーグ1最終順位表
※()内は勝ち点/得失点差

—上位グループ
1位 蔚山現代(76/+24)※優勝決定
2位 全北現代モータース(73/+20)※ACL本大会出場決定
3位 浦項スティーラース(60/+11)※ACLプレーオフ出場決定
4位 仁川ユナイテッド(54/+4)
5位 済州ユナイテッド(52/+2)
6位 江原FC(49/-2)

—下位グループ
7位 水原FC(48/-7)
8位 大邱FC(46/-7)
9位 FCソウル(46/-4)
10位 水原三星ブルーウィングス(44/-5)※入れ替え戦進出決定
11位 金泉尚武(38/-3)※入れ替え戦進出決定
12位 城南FC(30/-33)※降格決定

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