元浦和の江坂がKリーグ初ゴールを記録…週間ベストイレブンに選出

2023年6月14日(水)10時38分 サッカーキング

[写真]=韓国プロサッカー連盟

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 昨季まで浦和レッズに在籍した江坂任(蔚山現代)が、韓国で待望の初ゴールを決めた。

 江坂は6月10日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われた済州ユナイテッドとのKリーグ1(1部)第18節に4ー2ー3ー1のトップ下で先発出場。後半23分に交代するまでプレーし、5ー1の大勝に貢献した。

 江坂のゴールが生まれたのは後半7分。右サイドで細かいパス交換から抜け出したオム・ウォンサンがゴール前にクロスを放ると、ファーサイドで待ち構えた江坂が相手DFの前方に飛び出しダイビングヘッド。GKも反応できない速さのヘディングシュートを突き刺し、チーム2点目となる得点に成功した。

 江坂はゴール直後、蔚山ベンチに向かいホン・ミョンボ監督と熱く抱擁。さらには池田誠剛フィジカルコーチなどからも祝福を受け、笑顔で喜びを表していた。

 この勝利で勝ち点を44に伸ばした蔚山は、2位浦項スティーラース(勝ち点31)との差を13ポイントに広げた。江坂はゴールなどの活躍が評価され、Kリーグ公式による第18節の週間ベストイレブンに選出された。

 昨年12月に浦和から蔚山に完全移籍し、「アタル」の登録名でKリーグに挑戦している江坂。開幕当初は着実に出場機会を得ていた一方、軽微な負傷で欠場した試合も少なくなかった。特に4月25日の仁川ユナイテッド戦で負傷交代して以降は、5月24日に行われた全南ドラゴンズとのFAカップ4回戦で復帰するまで公式戦での出場がなかった。

 それでも、約1カ月ぶりのリーグ戦出場となった6日の水原FC戦でシーズン初アシストを記録すると、今回の済州戦で初ゴールをマーク。さらには初の週間ベストイレブン入りまで達成した。

 ケガの苦難を乗り越えて得点という結果を残した江坂について、ホン・ミョンボ監督は済州戦の試合後会見で、「君には能力がある。これからはもう十分に活躍できるはずだ」と本人に激励の言葉を伝えたことを明かしていた。

 Kリーグは現在、Jリーグ同様に代表ウィークによる中断期間に突入した。蔚山の再開初戦は24日の大邱FC戦となるが、シーズン中盤以降の江坂の本領発揮に期待したいところだ。

文=ピッチコミュニケーションズ

サッカーキング

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