TMS、シェフラーブースにルーカス・ディ・グラッシが来日。小学生ドライバーjujuと対面

2017年10月28日(土)21時0分 AUTOSPORT web

 10月28日(土)から一般公開がスタートした第45回東京モーターショーで、2016/17シリーズフォーミュラEチャンピオンのルーカス・ディ・グラッシと小学生プロドライバーとして注目を集めているjujuによるトークショーが行われた。


 東京ビッグサイトで開催されている東京モーターショーではモータースポーツ車両も多く展示されている。トークショーが行われたシェフラージャパンブースにはディ・グラッシが所属するチーム・アプト・シェフラー・アウディスポーツのフォーミュラEマシンも展示中だ。


 イベントでは、まずjujuが父親の元F1ドライバー、野田英樹氏とともに登壇。まずレースをはじめたきっかけを尋ねられると「お父さんがレーサーで、小さい頃からお父さんの走りを見てきて、かっこいいなと思って、自分も乗ってみたいなと思って、カートに乗ったらすごく楽しかったからです」と語った。

レースをはじめたきっかけを語るjuju


「はじめて優勝するまでは、ずっと最下位だった。お父さんに2位でもいいから頑張れと言われたとき1位になってすごく嬉しかった」


 野田英樹氏はその時の様子を次のように語る。


「jujuが3歳のころにレースをやりたいと言いだしました。当時私はル・マンなどで走っていて、サーキットの現場でジャン・アレジやナイジェル・マンセルとjujuが遊んでもらっていた」

jujuがレースをはじめた頃について語る野田英樹


「普段からレースの現場に慣れていたので、音や速さに対する恐怖心はなかったんだと思います。逆に抑えるほうが大変です」


 続いてディ・グラッシが登壇。2016/17年のフォーミュラEシーズンを「今年はチャンピオンになれたスペシャルな1年だったよ」と振り返った。


 チャンピオンを獲得した要因については「I don’t know.(知らないよ)」と一言。そして次のように続けた。


「我々は諦めなかった。一時はポイントランキングトップの(セバスチャン・)ブエミと43ポイント差をつけられていたんだ。それでも努力し続け、集中してレースに取り組むことで、最後のレースで逆転することができた」


 jujuに対する印象については「この歳でF4を運転しているというのは素晴らしい」と語る。


「私が11歳だったころはまだカートにしか乗ったことがなかった。初めてフォーミュラカーに乗ったのは15歳か16歳のころだった。フォーミュラカーの運転にはとても体力を使うんだ。彼女の歳でF4マシンを操れることはすごいと思う」


 それを聞いたjujuは「とってもうれしいです」とコメント。


 トークショーの次は、ディ・グラッシがシミュレーターに乗り込み、フォーミュラEマシンでデモンストレーション走行。今回は六本木の街をjujuと野田英樹が見守るなか疾走し、事前に司会の徳永有美さんが記録したタイムをあっさりと更新してみせた。

タイムを更新しガッツポーズを決めるディ・グラッシ


 シミュレーターデモを終え、jujuは次の目標について「いまF4に乗っているので、次はF3に乗りたいです。F4でコースレコードを出したので、F3でもコースレコードを出したいです」とした。


 最後にディ・グラッシは日本でのフォーミュラE開催に言及。「私はブラジル出身で家族はイタリア出身。そのどちらでもすでにレースは開催されているので、次はぜひ日本で開催してほしいと思う。素晴らしい日本のレースファンの前でまたレースがしたいね」と日本でのレースを熱望した。

ディ・グラッシと握手を交わすjuju
ファンからのサインの求めにも快く応じていた


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