「ボッタス自身のミス」とフェルスタッペン。妨害行為なしとの裁定で予選2位が確定/F1メキシコGP

2017年10月29日(日)6時58分 AUTOSPORT web

 レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGP予選でメルセデスのバルテリ・ボッタスを妨害した疑いで審議されていたが、スチュワードはペナルティ対象ではないと判断した。


 フェルスタッペンはQ3序盤、ウォームアップラップでスロー走行を行い、ターン12出口で、最初のフライングラップを走っていたボッタスが追いついてしまった。ボッタスはターン13入口でロックアップし、そのラップを断念した。


 最終的に4位となったボッタスは、「フェルスタッペンはターン12出口でゆっくり走っていた。そのために僕はターン13に向けて理想的なラインを取れず、ロックアップしてしまった。それでラップがだめになったんだ」と不満を示していた。


「規則が正確にどう定めているのか分からないけれど、あれが僕のラップを台無しにしたのは確かだ。そのためにQ3では本来2回チャンスがあるはずなのに1回しかアタックできなかった」


 しかしスチュワードはふたりのドライバーと話し、ビデオで検証した結果、フェルスタッペンは誤った行為はしていないという結論を出した。


「カーナンバー33のドライバー(フェルスタッペン)はチームの無線とミラーによって、ホットラップ中のカーナンバー77(ボッタス)が接近していることを知っていた」と声明には記されている。


「彼は77番を妨げないよう、ターン12の出口でレーシングラインから動いた」


「33番のドライバーはレーシングラインからゆっくり動いたため、77番への影響は生じたが、スチュワードはこれを妨害とは考えない」


 フェルスタッペンは、ボッタスがラインを乱したのは彼自身のミスだと主張した。


「次のコーナーでのブレーキングを失敗したのは彼自身の問題だ。僕はアウト側にいて、彼を抑えたりしていない。彼は言いたいことを言えばいいけどね」


「僕は彼が後ろにいるのを知っていたから、イン側にどいたんだ」


 フェルスタッペンは予選で2位を獲得、この位置を維持することが確定した。


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