「F1新レギュレーションによりタイトル争いに加わるチャンスが高まる」ルノー代表がポジティブな見解示す

2019年11月1日(金)16時17分 AUTOSPORT web

 ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2021年のF1レギュレーションが将来的にルノーに”重要な機会”をもたらすと考えている。


 FIA世界モータースポーツ評議会がF1の2021年レギュレーションを承認、策定にほぼ2年間を費やしたレギュレーション基盤がようやく確定した。


 アビテブールは多くの調整作業が残っていることを認識してはいるが、F1が正式に示した方向性を歓迎している。

2021年規定に則ったルノーF1マシン(イメージ)

「FIA世界モータースポーツ評議会による2021年の財政、技術、競技レギュレーションの承認は、F1とFIAおよび各チームによる非常に広範囲に及んだ作業の成果を表している」とアビテブールは木曜日に発表された声明のなかで語った。


「またF1が新たに定めたビジョンも確認された。それはF1をより公平で、見応えがあり、持続性のあるスポーツにすることであり、この複雑なスポーツを我々が愛している理由であるDNAを損ねることなくやり遂げることだ。ルノーはこのスポーツに42年間忠誠を尽くしてきた」


「現在のコンコルド協定とその持続不可能な矛盾によって作られた多様性のモデルをまとめ上げるために、いくつか妥協がなされたものの、これらの方策は我々のようなチームにとって重要な機会になることを示している。トップチームとの差を減らし、妥当な期間のうちに優勝とタイトル獲得に挑めるようになる可能性が高まるだろう」


「これらレギュレーションの調整にともに取り組みを続けていく。基礎が確立されたことで、我々は現在から2021年の最初のレースの間に必要となる開発計画を立てることができる」


 アビテブールはレギュレーションに対して肯定的な意見を表しているが、再来年シーズン以降のルノーのF1における将来は宙に浮いたままだ。ルノーは最近経営陣の交代があり、暫定CEOのクロチルド・デルボはF1への関与も含め、同社のビジョンについて完全な戦略的見直しを行うことを決定したからだ。


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