LAFCがMLS初制覇! ベイルが劇的同点弾、フィラデルフィアとのPK戦制す

2022年11月6日(日)19時6分 サッカーキング

トロフィーを掲げるベイル [写真]=Getty Images

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 メジャーリーグサッカー(MLS)の頂点を決めるMLSカップが5日に行われ、ロサンゼルスFCとフィラデルフィア・ユニオンが対戦した。

 MLSでは西地区と東地区に分かれてレギュラーシーズンを戦い、上位クラブがMLSカップのプレーオフに参戦。西地区首位のLAFCと東地区首位のフィラデルフィアは、各地区の準決勝からトーナメントに加わり、順当に勝ち上がってMLSカップへの出場権を獲得した。

 先に試合を動かしたのは、LAFCだった。28分、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーのケリン・アコスタが放ったシュートは壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 ビハインドで折り返したフィラデルフィアは59分に追いつく。ガズダグ・ダーニエルがペナルティエリア内で縦パスを受け、相手GKとの一対一を制してゴールネットを揺らした。

 LAFCは83分、右からのコーナーキックにヘスス・ムリージョが頭で合わせて勝ち越し成功。しかしその2分後、フィラデルフィアは左サイドで獲得したFKにジャック・エリオットが合わせ、再び試合を振り出しに戻す。

 フルタイムで決着はつかず、延長戦に突入。すると109分、フィラデルフィアのコリー・バークが、相手の中途半端なバックパスをかっさらい、飛び出してきたLAFCのGKマクシム・クレポーと激しく交錯。クレポーはDOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場となり、LAFCは残り時間を数的不利で戦うことになった。

 次の1点が生まれたのは、延長後半アディショナルタイム4分。コーナーキックの流れからエリオットがこの試合2点目を挙げ、フィラデルフィアが逆転に成功する。しかし試合終了間際、延長戦から途中出場していたギャレス・ベイルが左サイドからのクロスに頭で合わせ、LAFCが土壇場で追いつく。延長戦でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられる。

 1人目はともに失敗。先行のLAFCは2人目と3人目が連続して成功すると、緊急登板となったLAFCのGKジョン・マッカーシーが連続セーブを披露。LAFCの4人目を務めたイリエ・サンチェスもしっかりとネットを揺らし、LAFCがPK戦を3−0で制した。

 2018シーズンからMLSに参加しているLAFCにとっては、悲願のMLSカップ初制覇となった。

【スコア】
ロサンゼルスFC 3−3(PK戦:3−0) フィラデルフィア・ユニオン

【得点者】
1−0 28分 ケリン・アコスタ(LAFC)
1−1 59分 ガズダグ・ダーニエル(フィラデルフィア)
2−1 83分 ヘスス・ムリージョ(LAFC)
2−2 85分 ジャック・エリオット(フィラデルフィア)
2−3 120+4分 ジャック・エリオット(フィラデルフィア)
3−3 120+8分 ギャレス・ベイル(LAFC)


【ハイライト動画】ベイルが劇的同点弾! LAFC 3−3(PK戦:3−0) フィラデルフィア

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