”トップ4”のその先へ…ジンチェンコ、アーセナルの更なる躍進へ意気込み「僕たちには夢がある」

　アーセナルに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、現在のチーム状況への手応えと今後の目標について言及した。7日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

　今シーズンのプレミアリーグで開幕から好調を維持しているアーセナル。現段階での戦績は11勝1分1敗・31得点11失点となっており、勝ち点「34」でマンチェスター・Cを抑えてリーグ首位を走っている。

　現地時間6日に行われた第15節では、敵地でチェルシー相手に完勝。10月1日のトッテナム戦以降は戦線離脱が続いていたジンチェンコは、この試合に左サイドバック（SB）としてスタメン出場。78分までピッチに立ち、安定感あるプレーでチームの勝利に貢献した。久々の公式戦出場を果たした同選手は現在のチーム状況について「常に改善の余地はあるが、チームとして、家族として正しい道を歩んでいると思っている。僕たちは互いにプッシュし合い、助け合っている。正しいやり方だと思っているよ」とコメント。続けてチームとして見据える目標について次のように語った。

「僕たちには夢がある。今シーズン、何かを達成できると信じているんだ。何が起こるか見てみよう。スタッフに始まり、練習場にいる人々、そしてファンに至るまで、このグループは特別だと思っているよ。『アーセナルがトップ4』という言葉は聞き慣れた言葉だけど、クラブはそう言われることに慣れてしまっている。この固定観念を壊したい。このチーム、グループ、ファンはもっと上を目指すべきだと思うよ。それが僕たちに必要なことなんだ」

「マンチェスター・Cや他のクラブに挑戦できるかと聞かれたら、もちろん彼らは素晴らしいクラブだと言わざるを得ない。だけど、サッカーでは何が起こるか分からない。一試合一試合、一歩一歩進んで行く必要があるんだ。自分自身のこと、チームが取り組んでいること、そのプロセスを信じなけらばならない。そして、それこそが僕たちが毎試合やろうとしていることなんだ」

　FIFAワールドカップカタール2022開幕に伴う中断期間まで、残された試合は2つ。ジンチェンコは「今は残り2つの試合に集中しよう。それを終えてリーグ首位に立てていれば完璧だ。このまま進んでいこう」と意気込みを示した。