南アフリカでのF1復活に向け、キャラミがグレード1認定獲得の準備を進める。同国大臣はドメニカリCEOと会談も
2024年11月12日(火)7時0分 AUTOSPORT web
F1南アフリカGP開催を提案しているプロモーターは、F1とルワンダの契約の可能性に素早く反応し、できるだけ早くキャラミをグレード1サーキットにするための重要な措置を講じ、このスポーツがアフリカに復帰するのなら歴史的なサーキットにするべきだと、ステファノ・ドメニカリとリバティ・メディアを説得しようとした。
ほとんど公にならなかったが、南アフリカのスポーツ・芸術・文化大臣ゲイトン・マッケンジーは、ごく限られた外国メディアしかいなかったF1アゼルバイジャンGPを訪問しており、FIA国際自動車連盟のモハメド・ビン・スライエム会長と、F1のステファノ・ドメニカリCEOと「非常に素晴らしい会談」を行ったと語った。
話し合いの詳細は公表されていないが、南アフリカに戻ったマッケンジーは、キャラミがふたたびグランプリを開催できると宣言するために必要な多くの改善に資金提供を開始するよう政府を説得した。今週末に発表された声明のなかで、キャラミ・レースウェイは、FIAグレード1認定へのロードマップを作成するために『エイペックス・サーキット・デザイン』社のサービスを受けることを明らかにした。
キャラミ・レースウェイは、世界最高峰のレーストラックの設計を手掛けてきたエイペックスとの提携は、同国でF1開催準備ができていることを保証するための積極的なステップだが、そうしたイベントが開催されることを保証するものではないと述べた。
声明は次のように述べている。
「F1イベントの豊かな歴史を持つキャラミ・サーキットは、トップクラスの国際モーターレースイベントを開催するのに最適だ。観客と参加者の魅力的な体験を創造するという理念を共有するキャラミとエイペックスは、キャラミのFIAグレード1認定に向けて協力して準備を進めている」
しかし、最後にグランプリが開催されたのが1993年であるキャラミでF1を復活させるには、膨大な作業が必要になる。ランオフエリア、バリア、縁石、ピットビル、パドック施設には多額の投資が必要になるだろう。そして、最終コーナーの解決策を見つけるのは、簡単でもなければ安くもないということを忘れることはできない。タイトな左コーナーの前には高速セクションがあるが、コースの外側に大きな落差があるためランオフエリアが小さく、これを拡大するのは大きな問題となるのだ。
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