インテルがジェコ2発で逆転勝利！　2022年最終戦は打ち合いもアタランタを下す

　セリエA第15節が13日に行われ、勝ち点「27」で並ぶ6位アタランタと5位インテルが対戦した。

　前半はアタランタが連動したプレスでインテルのビルドアップを制限し、やや優勢に試合を進める。すると25分、ドゥバン・サパタがペナルティエリア内でステファン・デ・フライのファウルを誘ってPK獲得。キッカーを務めたアデモラ・ルックマンは自信を持ってゴール右上へと蹴り込み、ホームチームが先制に成功する。

　失点後から徐々に押し込む形が作れるようになってきたインテルは、36分に試合を振り出しに戻す。左サイドでボールを持ったハカン・チャルハノールがインスイングのクロスを送り、手前のラウタロ・マルティネスが頭ですらす。ボールが相手DFとGKの間にうまく落ちると、いち早く反応したエディン・ジェコが合わせて押し込んだ。前半は1−1で折り返す。

　56分、インテルが逆転に成功する。ハーフウェーライン付近でのボール奪取からカウンターに転じ、ニコロ・バレッラ、ヘンリク・ムヒタリアンを経由して、ペナルティエリア左のフェデリコ・ディマルコにボールが渡る。ゴール前に高速のクロスを供給すると、ジェコが合わせてゴールに吸い込まれた。

　インテルは61分にリードを広げる。左コーナーキックからチャルハノールが鋭いインスイングのボールを供給。ニアのL・マルティネスが頭で合わせると、ゴール前の相手DFホセ・ルイス・パロミーノに当たってゴールネットを揺らした。

　77分、アタランタが1点差に詰め寄る。左コーナーキックからトゥーン・コープマイネルスがアウトスイングのボールを送り、ゴール前に飛び込んだパロミーノが頭で押し込んだ。

　最後はアタランタが猛攻を仕掛けたが、反撃は及ばず。逃げ切ったインテルが直接対決を3−2で制し、アタランタは3連敗、インテルは2連勝となった。

　次節はFIFAワールドカップカタール2022の中断明けとなり、アタランタは2023年1月4日にスペツィア、インテルは同日にナポリと対戦する。

【スコア】
アタランタ　2−3　インテル

【得点者】
1−0　25分　アデモラ・ルックマン（アタランタ）
1−1　36分　エディン・ジェコ（インテル）
1−2　56分　エディン・ジェコ（インテル）
1−3　61分　オウンゴール（インテル）
2−3　77分　ホセ・ルイス・パロミーノ（アタランタ）