エヴァートンに追加処分の懸念…3クラブの訴訟により勝ち点「9」剥奪の可能性が浮上

2023年11月19日(日)18時2分 サッカーキング

追加処分の可能性が浮上したエヴァートン [写真]=Getty Images

写真を拡大

 プレミアリーグのエヴァートンに、さらなる追加処分が科されるかもしれない。18日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 プレミアリーグは17日、エヴァートンが収益性と持続可能性に関する規則に違反したとして、同クラブに勝ち点「10」剥奪の処分を科したことを発表した。同リーグは今年初めにエヴァートンに対して規則違反に関する告訴状を提示し、同事案を独立委員会に付託。手続きや調査の最中、エヴァートンは2021−22シーズン終了期間において、プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に違反していたことを認めたが、違反の範囲については不透明とされ、その後も調査が続いていた。

 先月に5日間に渡り行われた公聴会の結果、独立委員会はエヴァートンの当該期間の損失額は1億2450万ポンド(約231億円)に達し、プレミアリーグが定めた基準値である1億500万ポンド(約195億円)を上回っていると認定。これにより、同リーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に違反したとして、エヴァートンに勝ち点「10」剥奪処分を科すことを決定した。

 今回の制裁によってチャンピオンシップ(2部リーグ)降格圏となる19位まで転落することとなったエヴァートン。現時点での勝ち点は「4」となり、最下位に沈むバーンリーと並ぶ数字となってしまったが、同紙によるとさらなる追加処分が科される可能性があるという。

 エヴァートンが規則違反中にプレミアリーグに残留したことで、降格したバーンリー、リーズ、レスターの3クラブが、収入の損失に基づき合計3億ポンド(約559億円)の支払いを求める訴訟を起こす模様。訴訟が受理された場合には、新たに設けられる独立委員会によって正式に賠償金が決定するようだが、「エバートンの現体制には多額の賠償金を支払う資金がないため、クラブは経営危機により9点減点ペナルティを受けることになる」と報じている。

サッカーキング

「エヴァートン」をもっと詳しく

「エヴァートン」のニュース

「エヴァートン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ