大差のMVPレースで大谷翔平に1位票を投じた現地記者が見解!「私にとっての答えはオオタニだった」

2022年11月20日(日)13時15分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 現地11月17日(日本時間18日)、メジャーリーグ2022年シーズンのMVPが発表された。注目を集めていたア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジが受賞となった。エンゼルスの大谷翔平とは接戦となることが予想されたものの、投票結果はジャッジの1位投票が28票、大谷は2票と、大差がつく内容だったことが発表されている。

 史上初の投・打での規定数到達という偉業など、今季も二刀流で圧巻のパフォーマンスを繰り広げた大谷。2年連続での受賞とはならなかったものの、打撃タイトル2冠に輝きリーグ本塁打記録も更新したジャッジとのMVP争いは、まさに人々の記憶に長く刻まれるものとなった。

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 今回の投票では、圧倒的な支持を受けジャッジの受賞となったが、現地メディアでは大谷へ1位票を投じた1人の担当者の声が話題を呼んでいるようだ。

 米紙『NEW YORK POST』では、今回の記者投票で大谷に1位票を投じたというサム・ブラム氏がMVP決定後に語ったコメントが伝えられている。

 同サイトではブラム氏について「彼の(大谷1位の)意図は、ジャッジの偉大さを否定することではない。彼は大谷がこのスポーツの投手と打者としてトップ5に入る実力を持ち、二刀流が実際に偉大なベーブ・ルースを凌ぐと指摘した」として、ブラム氏の見解を紹介し、続けて本人のコメントも掲載している。

 ブラム氏は「オオタニといえば、元祖二刀流スターのベーブ・ルースというのが一般的なイメージだ。しかし、ルースでさえ、全く異なる時代に偉大であったにもかかわらず、彼のような二刀流のシーズンはなかったのだ」と述べており、大谷の記録を評した。

 さらに、MVPレースとチーム成績との関係についても「私の考えでは、MVPは周囲のロスターの不手際や強さを反映するものではない。ジャッジは、より良いチームメイトを持っていたことでポイントを得るべきではない」と持論を展開。

 その上で「最も優れているのは誰か?その年、誰よりも自分のチームに欲しいのは誰なのか?2022年の私にとっての答えは、オオタニだった」として、大谷への想いを明かしている。

 今季は「勲章」こそ得ることはできなかった大谷だが、誰よりも強い印象を残す存在だったことはブラム氏のコメントが物語っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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