レプソル・ホンダ入りが確実視されるマリーニ、木曜会見で移籍に言及/第20戦バレンシアGP

2023年11月24日(金)8時45分 AUTOSPORT web

 2023年シーズンのMotoGPは、スペイン・バレンシアで最終戦を迎えている。バレンシアGP木曜日に行われた会見に、レプソル・ホンダ・チーム入りが確実視されているルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシングチーム)が出席し、移籍について触れた。


 シーズン最終戦のバレンシアGPの時点で、2024年シーズン、全チームのライダーラインアップはいまだ確定していない。レプソル・ホンダ・チームの1席が埋まっていないのだ。


 10月4日、日本GPから4日後に、HRCはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)との2024年までの契約を、双方合意のうえで早期解除したことを発表した。その後、マルク・マルケスのグレシーニ・レーシングMotoGP移籍によって空いたシートに、何人かのライダーが候補者として話題に上がってはいたものの、決定してはいなかった。


 バレンシアGPの木曜日に至っても、ホンダからは何の発表もない。といっても、ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシングチーム)のレプソル・ホンダ・チーム入りが、ほぼ確実視されている状況である。


 マリーニはバレンシアGP木曜日のプレスカンファレンスに出席し、「火曜日(バレンシアテスト)では、違うバイクに乗ったあなたを見られそうでしょうか?」との質問に、「まもなく発表されると思うから、今のところ多くは言えないんだ。数日中に明らかになると思う」と答えている。


 公式発表がないために、あくまでも「もしファクトリーライダーになるのなら」という仮定の形をとって、マリーニは「素晴らしい気持ちだよ」とも語った。現在ドゥカティのサテライトチームに所属するマリーニにとって、「ファクトリーライダーになること、そしてバイクの開発に携わること、そして、優勝をマニュファクチャラーにもたらすことも、ずっと僕の夢だった」と言う。


「今がそのときだと思う。マルクの(ホンダを去るという)決断のあと、みんなが大きな衝撃を受けた。でも、普通に考えれば、来年ではなくてもいつかは起こりうることだったと思う。だから、今、僕にとってはチャンスなんだ。ベストを尽くしたい。今のところ、言えるのはこれが精いっぱいだ」


 なんとも歯切れの悪い会見の質疑応答になってしまったが、マリーニのホンダ加入はほぼ間違いなさそうだ。いずれにしても、火曜日には2024年に向けたバレンシアテストが行われるため、マリーニが語った通り、この数日中には公式発表があると見込まれる。

異父兄、バレンティーノ・ロッシが過去に所属したホンダのファクトリーチームに、マリーニも移籍することになりそうだ

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