IMSA:18歳の若手抜擢。レクサスRC Fで2勝挙げたAVS、14号車の2020年布陣を発表

2019年11月25日(月)7時30分 AUTOSPORT web

 FIA-GT3車両で争われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTデイトナ(GTD)クラスに参戦しているエイム・バッサー・サリバン(AVS)は、14号車レクサスRC F GT3を駆るジャック・ホークスワースのチームメイトとして若手ドライバーのパーカー・チェイスを迎えるとアナウンスした。


 先月、ロード・アトランタで行われた2019年シーズン最終戦プチ・ル・マンで、AVSが走らせる14号車のサードドライバーとしてRC F GT3をドライブしたパーカー。同チームは2020年シーズンに向けて、この18歳のアメリカ人をリチャード・ヘイスタンドに代えてレギュラードライバーとして起用する。


「パーカーは若く有望なドライバーであり、プチ・ル・マンでは私たちのチームのために走ったほか、レースの前後に行ったテストでも素晴らしいスピードをみせた」と語るのは、AVSの共同オーナーを務めるジミー・バッサー。


「我々は、彼のキャリアを広げるための支援ができることを楽しみにしているんだ」

2020年シーズン、14号車レクサスRC F GT3をドライブするパーカー・チェイス(左)とジャック・ホークスワース(右)


 自身初初となるIMSA GTDクラスへのレギュラー参戦が決まったパーカーは「2020年シーズンのGTDクラス参戦に向けて、エイム・バッサー・サリバンに加わることができて光栄に思っている」とコメント。


「この機会を与えてくれたサリ(ジェームス・“サリ”・サリバン)とジミー(・バッサー)、そしてアンドリュー(・ボーディン)に感謝したい」


「AVSはIMSAでレクサスRC F GT3を走らせた最初の年から大きな成功を収めた。僕は彼らの成功を継続させ、さらなる飛躍の手助けができることを楽しみにしているんだ」


 なお、チームは2台目のレクサスである12号車RC F GT3に搭乗するドライバーについて明らかにしていないが、ハイスタンドはその中にも含まれないとみられる。


 ボブ・アキン賞を受賞したハイスタンドは最近、パーク・プレイス・モータースポーツからサーキット・オブ・ジ・アメリカで行われたハンコック24時間レースに参加しており、これが2020年にテキサスを拠点とするポルシェカスタマーチームへ移籍につながる可能性もある。

エイム・バッサー・サリバンはIMSA参戦初年度の2019年シーズン、14号車レクサスRC F GT3で2勝を挙げた。


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