クアルタラロ、ダイレクトQ2逃すもペースは好調「1ラップの速さを出し切れなかった」/第20戦バレンシアGP初日

2023年11月25日(土)9時39分 AUTOSPORT web

 11月24日、2023年MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがリカルド・トルモ・サーキットで行われた。プラクティスではモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは13番手、フランコ・モルビデリは14番手となり、ともにダイレクトQ2進出を逃している。


 前戦のカタールGPでは、スタートで出遅れるも猛追の末にスプリント決勝ともにポイントを獲得したクアルタラロは、今大会も好調な走り出しを見せた。FP1の序盤から上位に食い込み、終始トップ10圏内を維持。さらにラストアタックでは、自己ベストを1分30秒556に縮めて6番手で終えている。


 午後のプラクティスでは、開始10分ほどでトップ5番手につけると、その後自己ベストを1分30秒131に縮めて2番手に食い込む。中盤頃まで4番手をキープしていたが、ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)の転倒による赤旗中断後に、一気にタイム更新が相次いだことで順位を落としてしまう。終盤には1分29秒台をマークしていたが、トップ10にはわずかに及ばず、1分29秒615のトップから0.473秒差で13番手となった。


 2023年限りでチームを離れるモルビデリにとって、今大会はヤマハでのラストレースとなる。そんな彼は、FP1では早々にクアルタラロと同様に上位に並ぶ走りを展開。しかし、セッションが進むにつれてタイムが更新されていくなかで、思うようにタイムアップを図れず15番手となってしまった。それでも午後のプラクティスでは、中盤頃までトップ10圏内を維持していた。


 赤旗中断後に、さらなるタイム更新を狙ってアタックを進めていくが、イエローフラッグにも阻まれて思うようにタイムを更新できず。なかなか1分30秒台の壁を越えられずにいたが、終了間際に1分29秒775まで縮めることに成功させたが14番手となり、クアルタラロとともにダイレクトQ2進出を逃す結果となった。


■ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:13番手)
「イエローフラッグが何度も出されたり、アタック中のラップで十分なクリアスペースを確保できなかったりと思うような走りができなかった。それでも、あと一歩というところまで近づいているよ。つまり、ペースは好調なのに1ラップの速さを出し切れなかったというわけだから、部分的に自分自身に原因があると思う。明日はQ2進出を目指してベストを尽くすよ」


■フランコ・モルビデリ(プラクティス:14番手)
「今日はトップ10に入ることができず、また決勝用セッティングでのペースも不十分だったような感じがしてるんだ。フィーリングは良かったにもかかわらず難しい展開になってしまったから、このあとデータをしっかり確認しなければならない。懸命にプッシュし、全力を注いでいるけれど、今日は100パーセントではまだ足りなかったようだ」

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP 初日
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP 初日

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