レアル・ソシエダ、セビージャに逃げ切り成功で2連勝! 久保建英は何度も決定機に絡むも無得点

2023年11月27日(月)2時20分 サッカーキング

レアル・ソシエダの久保建英(第9節アトレティコ・マドリード戦撮影) [写真]= Icon Sport via Getty Images

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 ラ・リーガ第14節が26日に行われ、レアル・ソシエダとセビージャが対戦した。

 今季のレアル・ソシエダは開幕直後こそ勝ちきれずドローとなる試合が続いたが、現在は6勝4分3敗という成績を残し、6位につけている。インターナショナルマッチウィーク明けの今節はホームでセビージャと対戦。今季のセビージャはここまでわすが2勝と不安定なシーズンを過ごしている。直近の5試合はすべてドローで終えており、1−1で引き分けた第10節レアル・マドリード戦から指揮を執るディエゴ・アロンソ監督の下でラ・リーガ初勝利を狙う。

 日本代表帰りの久保建英はラ・リーガに限定すると2試合ぶり今季11度目の先発出場。ロビン・ル・ノルマン、マルティン・スビメンディ、ミケル・メリーノといったスペイン代表帰りの面々もスターティングメンバーに入った。一方、セビージャは負傷明けのセルヒオ・ラモスを筆頭に、ヘスス・ナバスやイヴァン・ラキティッチらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりの3分に均衡が破れる。3分、レアル・ソシエダは敵陣左サイド深い位置でフリーキックを獲得すると、アンデル・バレネチェアが右足で直接狙う。意表を突く一撃がゴール方向へ向かうと、GKマルコ・ドミトロヴィッチは反応したものの、弾いたボールが自身の足に当たってゴールに吸い込まれる。レアル・ソシエダが幸先良く先手を取った。

 その後もレアル・ソシエダが試合を優位に進めると、22分には驚愕の“ゴラッソ”が飛び出す。自陣右サイドでボールを奪ったアマリ・トラオレが斜めの方向へ付けると、待っていたウマル・サディクが前を向いてドリブルをスタート。寄せてきた相手をかわし、敵陣中央から右足を振り抜くと、強烈な一撃がゴールに突き刺さった。目の覚めるような一撃は、サディクにとって嬉しい今季の初ゴール。レアル・ソシエダがリードを広げた。

 前半も終盤に差し掛かると、久保に見せ場が到来。41分、敵陣右サイドで粘ったブライス・メンデスがボールを残すと、後ろから走り込んできた久保が胸トラップからボレーシュートを狙う。ここはジャストミートせず、枠の外へ。44分にはピッチ中央付近でルーズボールを拾ったトラオレがスルーパスを送ると、抜け出した久保がカットインから左足フィニッシュを放ったが、GKドミトロヴィッチにキャッチされた。前半はこのままレアル・ソシエダの2点リードで終了している。

 セビージャは前半になかなか良い場面を作り出せなかったが、後半に入ると反撃をスタート。60分、敵陣中央右寄りの位置で前を向いたラキティッチが右足でアーリークロスを上げるが、ここはボックス内の味方には合わない。だが、左サイドに流れたボールをアドリア・ペドロサが拾い、左足でクロスボールを送ると、中央で待っていたユセフ・エン・ネシリがヘディングシュート。ル・ノルマンに当たってコースの変わった一撃がゴールに入り、セビージャが1点を返した。

 勢いに乗ったセビージャは66分、敵陣でボールを回収し、連続して攻撃を続けると、敵陣左サイド開いた位置でボールを受けたペドロサが背後のスペースへスルーパス。抜け出したルーカス・オカンポスがマイナス方向へグラウンダーのクロスボールを送ると、待っていたエン・ネシリが左足を振り抜いたが、シュートは左ポストに嫌われた。

 前半とは打って変わって余裕のなくなったレアル・ソシエダは、75分に負傷明けのミケル・オヤルサバルを、ベニャト・トゥリエンテスとともにピッチへ送り出す。76分、83分には久保にチャンスが訪れたが、どちらもGKドミトロヴィッチに阻まれた。

 レアル・ソシエダの1点リードで終盤に突入すると、セビージャにアクシデントが発生。88分、ペナルティエリア手前でブライス・メンデスを倒したS・ラモスにこの日2枚目のイエローカードが提示される。OFR(オンフィールドレビュー)を経て一発退場に変更となった。加えて、主審に執拗な抗議を続けたJ・ナバスもまさかの退場処分に。セビージャは一気に2名を失うことになった。

 試合はこのままタイムアップ。前半に2ゴールを挙げたレアル・ソシエダが逃げ切りに成功し、ラ・リーガで今季2度目の連勝を飾った。久保は84分までプレーしている。一方のセビージャはこれで7戦未勝利。新体制となってからも苦しい状況が続いている。

 次週はチャンピオンズリーグ(CL)が予定されており、レアル・ソシエダは29日にザルツブルクと、セビージャも同じく29日にPSVと、ともにホームで対戦予定。次節のラ・リーガはその後の開催となり、レアル・ソシエダは12月2日に敵地でオサスナと、セビージャは同3日にホームでビジャレアルと、それぞれ対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 2−1 セビージャ

【得点者】
1−0 3分 マルコ・ドミトロヴィッチ(OG/レアル・ソシエダ)
2−0 22分 ウマル・サディク(レアル・ソシエダ)
2−1 60分 ユセフ・エン・ネシリ(セビージャ)


【ハイライト動画】サディクが圧巻のゴラッソ、久保建英も数多くの好機に絡む

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