「ジャッジを下回るのは認めない」大谷翔平の揺るがぬ価値に脚光 元GMがヤ軍主砲の“生涯契約”超えを断言

2023年11月28日(火)6時0分 ココカラネクスト

ジャッジがヤンキースと締結した巨額契約を大谷は凌駕するのか。興味深い展望が話題となっている。(C)Getty Images

 史上初と言っても過言ではない「二刀流スター」のフリーエージェント(FA)は、世間を大いに賑わせている。メジャーリーグで歴史的活躍を続けてきた大谷翔平の去就だ。

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 とかく注目が集まるのは契約規模だ。通常の選手とは異なり、投打でトップクラスの成績を残してきた大谷だけに票かはまさに規格外。今夏に行った右肘の手術の影響で来季は打者専任となるが、一部で契約金が6億ドル(約873億4000万円)を超えると論じられるなど、依然としてオファーの高騰が予想されている。

 揺るぎない評価はフロント事情に精通した球界関係者からも寄せられている。過去にメッツとオリオールズでGMを務めたジム・デュケット氏は、ニューヨークに拠点を置くスポーツ専門局『SNY』の野球討論番組「Baseball Night in NY」に出演した際に、大谷の価値に対する熱弁を振るった。

「すでにオオタニは2度のMVPを獲得している。攻撃面だけで評価しても、彼がジャッジより小さい契約であってはならない。たしかにジャッジはライトを守るが、オオタニも投手でなければ、守備に就くだろう。だから最低でも10年3億6000万ドル(約536億4000万円)級の契約から交渉を始めないといけない。彼の代理人もジャッジの契約より下回ることは認めないだろう」

 昨年12月にヤンキースと“生涯契約”と言っても過言ではない9年3億6000万ドル(約538億円)の契約を結んだジャッジ。そんな天才スラッガーとの比較を展開したデュケット氏は「オオタニの投球能力を考えると、桁(契約金)はさらに跳ね上がると思う」と断言。そして、実際の契約金を予想し続けた。

「投手としてだけで見ても、年俸2450万ドル(約36億7000万円)の6年契約からスタートするべきだ。たとえ1年は投げられないとしてもね。そうした投手と打者の両方で活躍できる可能性を全て考慮すると、数字は瞬く間に膨れ上がる。きっと簡単に5億ドルの契約になると私は思うよ」

 現球界で「唯一無二」と称される価値を持つ大谷。それだけに世界が熱視線を向ける契約は、天文学的な額に達しそうな気配が漂っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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