南野フル出場のリヴァプール、敵地でブライトンとドロー…VARに3度泣かされる

2020年11月28日(土)23時26分 サッカーキング

ブライトンとリヴァプールが対戦した [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第10節が28日に行われ、ブライトンとリヴァプールが対戦した。リヴァプールに所属するFW南野拓実は今シーズンのリーグ戦では初の先発。右インサイドハーフでの起用となり、今季公式戦で3度目となるフル出場を果たした。

 リヴァプールは10分にピンチを迎える。前方に飛び出したDFナサニエル・フィリップスとそのカバーに入った南野が相手のボールを奪い切ることができず、フィリップスと相方ファビーニョの間に生まれたギャップにスルーパスを通される。ブライトンは飛び出したアーロン・コノリーがゴール前まで運んで右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えることができなかった。

 ブライトンは19分、コノリーがネコ・ウィリアムズに倒されてPKを獲得する。キッカーを務めたニール・モペイは相手GKアリソンの逆を突いてゴール右下隅に蹴り込んだが、枠を捉えることはできなかった。その直後、ブライトンにアクシデントが発生。足を気にしてピッチに座り込んだモペイがプレー続行を諦めてロッカールームへと引き上げ、26分にレアンドロ・トロサールが途中交代で出場した。

 攻めあぐねていたリヴァプールは34分、アリソンのゴールキックを起点に決定機を迎える。右に流れたロベルト・フィルミーノがDFラインの背後に浮き球を通し、中央で相手と入れ替わったサラーが相手GKとの一対一を制してネットを揺らした。だが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューの結果、サラーのつま先が相手DFのつま先よりもわずかに出ていたことが明らかになり、ゴールは取り消された。

 42分、エリアの外で相手のクリアを回収した南野が、アウトサイドキックでゴールを狙う。だが、シュートにスピードを付けることができず、相手GKにキャッチされた。試合はスコアレスで折り返した。

 すると60分、リヴァプールが待望の先制点を奪う。左サイドからアンドリュー・ロバートソンが中央に折り返し、サラーはワンタッチでディオゴ・ジョッタにつなぐ。ジョッタが中へと切り込むと、南野は右に流れて相手DFソロモン・マーチの注意を引きつけ、相手のDF間にスペースを作る。ジョッタはそのまま自分で運び、最後は右足でゴール左下に流し込んだ。ジョッタはリーグ戦で2試合連続ゴールを挙げ、今季公式戦の得点数を「9」に伸ばした。

 ブライトンは71分に再びアクシデントが発生。64分からの途中出場で古巣対戦が実現したばかりのアダム・ララーナが突如ピッチを後にし、代わってアリレザ・ジャハンバフシュが投入された。その直後にはリヴァプールにも負傷者が発生。ジェームズ・ミルナーが右足の太ももを痛めてしまい、74分にカーティス・ジョーンズとの交代でピッチを後にした。

 リヴァプールは84分、ロバートソンのフリーキックに途中出場のサディオ・マネが合わせて押し込んだかに思われたが、これもVARでオフサイドが認められてゴールは取り消された。すると後半アディショナルタイム、ロバートソンがエリア内でウェルベックの足を蹴ったとして、VARのレビューによってブライトンがPKを獲得。キッカーを担当したパスカル・グロスは中央へと蹴り込み、ブライトンが試合を振り出しに戻した。

 試合は引き分けに終わり、リヴァプールはリーグ戦2試合ぶりのドローで6戦無敗、ブライトンは2試合ぶりのドローで3戦負けなしとなった。次節、ブライトンは12月7日にホームでサウサンプトンと、リヴァプールは同6日にホームでウルヴァーハンプトンと対戦する。

【試合結果】
ブライトン 1−1 リヴァプール

【得点者】
0−1 60分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)
1−1 90+3分 パスカル・グロス(ブライトン)

サッカーキング

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