FIA-F2第12戦アブダビ レース1:好バトルの末に松下信治が2位表彰台を獲得。セッテ・カマラが2勝目

2019年12月1日(日)1時20分 AUTOSPORT web

 11月30日、2019年FIA-F2の最終戦となる第12戦アブダビのフィーチャーレース(決勝レース1)が開催され、セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)が優勝し今シーズン2勝目。日本の松下信治(カーリン)は2位表彰台を獲得、佐藤万璃音(カンポス)は18位だった。


 約2ヶ月間のブランクを経てのレースとなるFIA-F2の最終戦。第11戦ロシアのソチでニック・デ・フリース(ART)がシリーズ王者を獲得したものの、来季以降のシート獲得やスーパーライセンスポイントの獲得に向けた戦いに注目が集まる。


 31周で行われる決勝レース1はシーズン唯一のナイトレースで、舞台となるヤスマリーナの気温は25.2度、路面温度27.8度のドライコンディション。一回のピットイン、スーパーソフトタイヤとソフトタイヤの使用が義務となる。


 29日(金)に行われた予選でポールポジションを獲得したのはセッテ・カマラ、2番手にカラム・アイロット(ザウバー・ジュニアチーム)、セカンドロウはカーリンの2台で3番手にルイ・デレトラズ、4番手にはソチでの大クラッシュから復活し勝利に燃える日本の松下。


 またシーズン覇者のデ・フリースは6番手、2020年シーズンをウィリアムズF1チームからレギュラードライバーとして出場することが決まったニコラス・ラティフィ(ダムス)は7番手、佐藤は15番手に。


 上位勢は松下のみソフトタイヤを選択し、現地時間の11:45にレースがスタート。ホールショットはデレトラズが奪い、後続に大きなトラブルもなく全車1周目を消化する。


 スーパーソフトタイヤの耐久性が芳しくないのか、松下は前を行く3番手のセッテ・カマラをピタリとマーク。4周目に松下は一気に2番手へ浮上、そして最終コーナー手前で首位デレトラズを捉えトップに立ち、翌周には後続に対し5.031秒ものマージンを形成した。


 6周目終了とともにタイヤ交換が可能になるため、スーパーソフトタイヤでスタートしたほぼ全車がソフトタイヤに交換すべくピットイン。一方の松下はタイヤをマネジメントしながらリードを広げるべくひた走る。


 各車安定してラップを重ねてきた矢先、マハービーラ・ラフーナサン(MPモータースポーツ)がエンジントラブルでストップし、9周目から10周目にかけてVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入。この時点で首位の松下の5.625秒差後方に2番手のチョウ・グアンユー(ユニヴィルトゥオーシ)が続く。


 松下の実質的なライバルとなるデレトラズは16周目時点で暫定5番手の27秒後方につける。このまま終盤に突入すると松下のピットインで順位が逆転する可能性が浮上。だが差を詰めるべくプッシュしすぎるとライフがあっという間に無くなるタイヤ特性が頭脳戦に拍車をかけることに。

松下信治(カーリン)


 20周をすぎるとデレトラズのペースが落ち始め松下との差は31秒に。すると2番手のグアンユーが松下に迫り始めその差を3.990秒に詰める。松下のペースが落ちたように見えるも、勝利した第6戦オーストリアと第10戦イタリアで同様の展開を見せており、松下の腕に注目が集まる。


 そして松下とグアンユーが26周目に急接近し、ふたりの差は1秒を切る。松下は28周目、グアンユーは翌周目ピットインしタイヤを交換。これで首位は直前にバックストレートでデレトラズを抜いたセッテ・カマラ、松下とグアンユーは3番手、4番手でコースインすることに。


 ペースに苦しむデレトラズを松下は30周目に交わし2番手へ浮上、そのままフィニッシュし第10戦イタリアレース1以来の表彰台を獲得。優勝はセッテ・カマラで第6戦オーストリアレース2以来の2勝目を挙げた。


 3位にはファイナルラップでデレトラズを抜き去ったグアンユーが入り、また佐藤は18位で完走している。


 インタビューで松下は「セルジオ(セッテ・カマラ)がいい走りをしました。僕は序盤からタイヤマネジメントをしながら走り、2位という結果はよかったと思います」とコメントした。


 スプリントレース(決勝レース2)は日本時間12月1日(日)18:30から行われる。


■FIA-F2第12戦アブダビ 決勝レース1 リザルト












































































































































































Pos.No.DriverTeamTime/GapStart Pos.
15S.セッテ・カマラダムス31Laps1
22松下信治カーリン5.1494
37Z.グアンユーユニ ヴィルトゥオーシ7.7655
41L.デレトラズカーリン10.9193
511C.アイロットザウバー・ジュニアチーム15.9812
68L.ギオットユニ ヴィルトゥオーシ20.38511
76N.ラティフィダムス25.7857
820G.アレジトライデント32.24912
99M.シューマッハープレマ・レーシング41.90210
103A.マルケロフBWTアーデン48.6809
1115J,エイトケンカンポス49.5608
1216J.キングMPモータースポーツ50.47913
134M.イサーキャンザウバー・ジュニアチーム53.4556
1421C.ルンガートライデント53.96318
1512M.イサーキャンザウバー・ジュニアチーム56.59315
1618T.カルデロンBWTアーデン58.60219
1710S.ゲラエルプレマ・レーシング1’02.90017
1814佐藤万璃音カンポス1’37.47016
22A.マルケロフBWTアーデンDNF14
17M.ラフーナサンMPモータースポーツDNF20


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