ピレリF1、カタールでのタイヤトラブルの調査結果を発表。製造上の欠陥はなし、縁石による負荷が原因

2021年12月4日(土)15時16分 AUTOSPORT web

 F1タイヤサプライヤーのピレリは、12月3日、前戦カタールGPで発生したタイヤトラブルについての調査報告を行った。


 初開催のF1カタールGP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタス、マクラーレンのランド・ノリス、ウイリアムズのジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの左フロントタイヤが相次いでパンクした。

2021年F1第20戦カタールGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)がリタイア

 ピレリは今も本拠で調査を続行中とした上で、製造上の欠陥はなかったことは明らかになったと発表した。原因は、縁石に乗り上げることによって大きな負荷がかかったことであり、その負荷の大きさは事前に予測することは不可能だったと、ピレリは述べている。


「ピレリは、カタールGPにおいて空気圧低下に見舞われたマシンのタイヤについて現在分析している。そのなかで、製造上の欠陥は除外されるという初期の結論を得た」とピレリの声明には記されている。


「これまでに得られた調査結果によると、問題の原因は主に、これらのタイヤが、高速で、横方向および縦方向の大きな負荷がかかる状態で、縁石を乗り越えた時間によるものである。この状況はロサイル・サーキット特有のものだ」


「こうした縁石を乗り越えることによって大きな負荷が生じたが、これはレース前に得ることができたデータから評価することは不可能だった。その大きな負荷が、タイヤの構造にダメージを与え、サイドウォール内部の圧力が低下し、数秒後に構造の崩壊をもたらした」


「ピレリはこれまでに行った分析の技術的詳細のすべてをFIAおよびチームと共有している」

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