F1有望株を含む計31名が参加へ。スーパーフォーミュラ公式/ルーキーテストのエントリーリストが発表

　12月9日、全日本スーパーフォーミュラ選手権（SF）を開催する日本レースプロモーション（JRP）は、今月11〜13日に行われる『スーパーフォーミュラ公式テスト／ルーキーテスト』のエントリーリストを発表した。

　12月11日（水）の走行初日を皮切りに12日（木）、13日（金）と計3日間、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催されるこのテストは、前半2日間が対象ドライバーに制限が設けられない一方、最終日の2セッションはSFレース出走回数が積算で4戦未満のドライバーに限定されている。

　オフシーズン恒例の同テストに向けては、参加ドライバーが12月2日から連日JRPの公式SNSでアナウンスされ、これまでに計13名が発表済み。そのなかには女性ドライバーの小山美姫や、2022年以来のSFドライブとなるサッシャ・フェネストラズ、スーパーフォーミュラ・ライツ王者の小出峻、さらには来季2025年のF1フル参戦が決まっているオリバー・ベアマン（ハース）、アンドレア・キミ・アントネッリ（メルセデス）という将来のF1スター候補が含まれていた。

　9日、JRPはこれらの若手選手たちに今季2024年シーズンを戦ったレギュラードライバーと新たなルーキードライバーを加えた、SF公式テスト／ルーキーテストのエントリーリストを発表。これにより都合31名の参加が明らかになった。なお、事前に参加がアナウンスされていたケイレン・フレデリックは諸事情により不参加になったという。

　公開されたリストによると注目株のベアマンはKids com Team KCMGから、アントネッリはdocomo business ROOKIEからと、それぞれトヨタ系チームから参加することになっている。また、スーパーフォーミュラ・ライツからのステップアップが有力視される小出はSan-Ei Gen with B-Maxのマシンをドライブする予定だ。

　今回新たに発表されたルーキーは3名。アルピーヌ育成でFIA F3ウイナーのジェームズ・ヘドリーがKONDO RACINGから、先週末の鈴鹿でスーパーGT・GT300クラスのチャンピオンを争った堤優威はVERTEX PARTNERS CERUMO・INGING、今季FIA-F4やスーパー耐久などに参戦した⼘部和久も同じくVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGに加わり、鈴鹿でのSFドライブを体験することとなる。

　ルーキーではないが、平良響はシーズン中の代役参戦の流れからITOCHU ENEX TEAM IMPULでの出走が決定。このほかに高星明誠と関口雄飛がSF23のステアリングを握ることになった一方で小林可夢偉の名前がリストになく、さらにTGM Grand Prixもリストから外れている。

　また、2024シーズンのSFを戦ったドライバーの中では笹原右京がKONDO RACINGに移っての参加になるほか、小高一斗もdocomo business ROOKIEからの出走というように、シーズン中とは異なる陣営からテストに登場することが明らかになっている。

■2024スーパーフォーミュラ公式テスト／ルーキーテスト　エントリーリスト（12月9日発表）

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