「オオタニの名声を利用できる」カナダ国営局も大谷翔平のブルージェイズ入りに翻弄! 地元企業への影響力を特集

2023年12月9日(土)10時51分 ココカラネクスト

ブルージェイズ移籍の可能性が大きく報じられた大谷。その話題はカナダ国営局もトピックとして取り扱っている。(C)Getty Images

 今オフのメジャーリーグのフリーエージェント(FA)市場において、目玉選手として注目を集める大谷翔平のブルージェイズ入りが近づいていると報じられ、世界が拠点であるカナダはトロントに目を向けた。

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 メジャーリーグで唯一、米国外に球団であるブルージェイズ。すでに現地時間12月8日には、大谷がプライベートジェット機で現地へ向かったとの報道(後に飛行機を利用したのはカナダ人の実業家ロバート・ハージャベック氏と判明)も流れたなかで、カナダの国内メディアも二刀流スターの電撃加入を見据え、にわかに賑やかとなってきているようだ。

 国営放送局『CBC』は、現地時間12月8日に「ショウヘイ・オオタニについて知っておくこと」と銘打った特集記事を配信。大谷のこれまでの足跡を紹介し、ブルージェイズ入りとなった場合の球団への影響などを論じている。

 同局はトピックにおいて「オオタニは2度のアメリカン・リーグMVP、二刀流の野球マシーン、そしてもうすぐブルージェイズになるかもしれない」と予想。さらに「時計の針は時を刻み続けているが、ブルージェイズ・ファンは、その針がトロントでの“Shotime(ショウタイム)”までのカウントダウンであることを望んでいる」と期待も綴った。

 また、同メディアは「オオタニの意思はまだ確認されていない。しかし、カリフォルニア州アナハイムから来る専用機が金曜日にトロントのピアソン空港に着陸する予定であることから、日本のオールスター選手が国境の北に移動することを望むファンもいる」と指摘。

 後に本人がカリフォルニアに滞在中であるという情報も流れたが、同局は大谷獲得の希望を信じて疑わない。「彼の移籍により、MLB唯一の非アメリカ人チームがさらに国際的な注目を集める可能性がある」と見通したうえで、チケットの売り上げ向上やスポンサーの増加の可能性を指摘した。

 加えて、カナダのスポーツメディアアナリストのアダム・シーボーン氏の見解として、「親会社のロジャース・コミュニケーションズはオオタニの名声を利用でき、社内のあらゆる事業分野を強化する可能性もある」とも言及。続けて、「オオタニは、ロジャースの中核事業のケーブルや無線の広告で見かけるだろう。そして、そうでなくても、彼はロジャース・スポーツネットのロジャース・センターでプレーしている。ロジャース・ラジオ・ネットワークでもだ」と主張。大手通信企業である同グループの活動にも多大なメリットをもたらすものと説明している。

 カナダの国営局ですら翻弄された大谷の去就は近日中にも契約が発表されるとも囁かれているなか、有力視されているブルージェイズで決定となるか。今後、現地メディアの反応にも、さらにファンは耳を傾けることとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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