SB入りした近藤 「柳田超え」の「金満契約」が波紋 早くもささやかれる「不協和音」とは

2022年12月13日(火)12時0分 ココカラネクスト

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 果たしてチームバランスは・・・。

 ソフトバンクは12日、日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使した近藤健介外野手(29)を獲得したと発表した。

 驚くべきはその大型契約の内容だ。7年総額約50億円の超大型契約で、単年ベースで7億円超にもなる。近藤にとっては今季年俸2億5500万円から、約5億円もの上積みを勝ち取ったことになる。(年俸は推定)

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 早速この近藤の巨額契約をめぐってはネット上で様々な声が出ている。「年俸2億5500万円の選手が単年7億円になるのは少し異常」「本人にはプレッシャーも相当かかるのではないか」など、異例の大型契約を結んだことで、優勝請負人のプレッシャーもより重いものとなることを危惧する声も。

 また注目を集めているのは、今回の「大型契約」がチームの顔といわれる「柳田超え」を果たしたことにもある。

 チームの主砲、柳田悠岐外野手(34)は2020年から球団と変動の7年契約を結んでいるが、今月6日に契約更改を行い、現状維持の6億2000万円でサインしたばかりだった。

 この柳田超えの契約に関してはこんな声もある。

 「いくらチームに欲しかった選手とはいえ、一気に主力選手を抜く年俸を提示するのは難しい部分もある。チームバランスを崩す可能性もある。柳田にとっても面白くないでしょうし、ほかの選手に与える影響も心配されます」(放送関係者)

 異例の大型契約でチームに与える影響も危惧されている。

 また7年という契約年数の長さにも注目が集まっている。現在、球界で7年契約を結んでいるのは、ソフトバンクの柳田、楽天の則本、ヤクルトの山田となっている。

 長期契約を結ぶことで選手にとっては自身の浮き沈みに関係なく野球に取り組めることはメリットとなるが、諸刃の刃として安定した地位を得ていることで「中だるみとなる選手もいる」(同)ことも不安材料にあがる。

 いずれにせよ、プロの世界は結果が全て。高い期待を背負った近藤が来季、2年連続V逸となっているチームでどんなパフォーマンスを見せるのか。今から注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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