広島、新スタジアムこけら落としは来年2月10日にG大阪と対戦…ミュージアムなど施設概要も公開

2023年12月15日(金)17時25分 サッカーキング

広島が新スタジアムのこけら落としの日程発表イベントを実施 [写真]=湊昂大

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 サンフレッチェ広島は15日、新スタジアム「エディオンピースウイング広島」のこけら落としマッチとして、来年2月10日にガンバ大阪とのプレシーズンマッチを行うことを発表した。

 広島は新スタジアム建設地の隣にある広島市立基町小学校でこけら落としの日程とシンボルマークの発表会を実施。2024年2月10日にG大阪とのプレシーズンマッチを行い、翌11日にもオープニングイベントを開催するという。さらに、新スタジアム内のサッカーミュージアム、スタジアムツアー、オフィシャルショップの概要も公開された。

 発表会には、広島出身のMF越道草太、元サンフレッチェ広島レジーナの選手で現在は地域コーディネーター兼普及部コーチを務める齋原みず稀氏、マスコットのサンチェが登場した。同小学校の5・6年生計32名も参加し、校庭で新スタジアムをバックにシンボルマークのコレオグラフィーを披露。サンタクロースの格好をしたサンチェがお礼に一足早いクリスマスプレゼントとして文房具を贈った。

 齋原氏は、小学生が作ったコレオグラフィーを見て、「素敵なプレゼントをありがとうございました」と感謝し、新スタジアムのオープンに向けて「平和都市・広島の魅力を伝えていきたい」と意気込んだ。越道はこけら落としマッチについて、「最初の試合なので、新しいスタジアムでまた新しく歴史を作りたいし、たくさんの方々を感動させる試合をしたい」とコメント。新スタジアムを間近で見て「ちょっと興奮しているので、早く筋トレしに行きたい」とすでに張り切った様子だった。

 新スタジアム「エディオンピースウイング広島」は今月28日に完成し、来年2月10日にグランドオープンとなる。2月1日〜5日には広島市主催の内覧会が行われるため、内覧会の参加者のみを対象にミュージアムやショップがプレオープンする予定。同6日〜9日のプレオープン期間は内覧会に参加しなかった人もミュージアムやショップを利用できる。

 2月10日のグランドオープンは2部構成で、第1部として午前からオープニングイベントが行われ、第2部でG大阪とのプレシーズンマッチ(14時キックオフ予定)が開催される。11日は広島県サッカー協会主催でのオープニングセレモニーが開催され、参加型のイベントなどを実施するという。イベントの詳細は決まり次第発表される。

 越道はG大阪とのこけら落としマッチに向けて、「手強い相手だし、たくさんの方々が来てくれると思う。そこで自分たちが熱い戦いをして勝ちたい」と意気込んだ。同試合のチケットの詳細については来年1月初旬ごろには発表される。

 サッカーミュージアムは新スタジアムのバックスタンド1階に開設され、名称は「HIROSHIMA SOCCER MUSEUM」。広島サッカーの歴史や平和発信だけではなく、体を動かしながら楽しめる体験型のコンテンツも設置されるという。

 オフィシャルストアはバックスタンド2階に開店され、売り場面積は約400平方メートル。クラブ公式グッズ、スタジアムオリジナルグッズのほか、広島県のお土産品なども取り扱うという。なお、広島市内中心部の地下街にあるオフィシャルショップは新スタジアムへの移転に伴い、今月27日の営業を最後に閉店となる。

 スタジアムツアーは一般向けにミュージアムなどの施設を回れる「基本コース」と、記者会見場やロッカーなどを巡り新加入選手になりきれる「プレイヤーズアクティビティ」のプランが用意される。来年2月から受付が始まり、3月からツアー開始が予定されている。「世界のグルメ」をコンセプトとしているフードメニューの1つとして、本格的なタコスの味を楽しめるメキシコ料理店の「タコサンチェス」も発表された。

 シンボルマークは、新スタジアムの象徴として各種制作物やグッズなどに使われる。クラブはコンセプトについて、「エディオンピースウイング広島の象徴となる屋根『希望の翼』を、軽やかに、羽根のようなフォルムで描いたシンボルマークです。幾重にも並んだ柱は、スタジアムから発せられる熱狂を感じさせる大胆なラインとして表現。紫のグラデーションで表現されたシンボルは、この場所で新しい歴史が紡がれていく広島の未来への想いを馳せたものです」と説明している。

サッカーキング

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