中日ドラ1・金丸、憧れの今永のDeNA時代と同じ背番号「21」 目標は98年憲伸以来の新人王獲得

2024年12月15日(日)5時45分 スポーツニッポン

 中日は14日、名古屋市内で今秋ドラフト会議で指名・獲得した8選手の新入団と背番号を発表した。1位・金丸夢斗投手(21=関大)は、憧れのカブス・今永がDeNA時代に着用した背番号21に決定。球団投手では、98年川上憲伸以来となる新人王獲得を1年目の目標に掲げた。

 初めて中日のユニホームに袖を通した金丸は表情を引き締めた。志願の「21」を背負い、力強く決意表明だ。

 「今永選手に憧れていて、誕生日も2月1日なので、希望通りで良かった。番号に恥じない選手になれるように、結果で示したい」

 尊敬する左腕の背中を追いかける。メジャー1年目の今季15勝を挙げたカブス・今永だ。DeNA時代や侍ジャパンでまとった背番号21に憧れ、関大2年時から同じ番号を愛用してきた。奪三振を量産する今永を参考に「質にこだわってやってきた」と最速154キロの直球を磨いてきた。「今永さんは(自分にとって)まだまだ遠い存在ですし、少しでも近づけるように頑張っていきたいです」

 同番号は、昨春キャンプで右大腿骨を骨折し支配下復帰を目指す岡田が背負っていたものだった。金丸は「いろんな選手や、ファンの方に、21番は金丸で良かったと思ってもらえるように」と飛躍を誓った。

 ルーキーイヤーの目標は、球団投手では98年川上憲伸以来となる新人王。「1年目は新人王を獲りにいく。最終的には、技術はもちろん人間性も含めた全てにおいて日本一の投手と言われるように」。アマチュアNo・1左腕が、さらなる上昇曲線を描く構えだ。 (湯澤 涼)

 ▽プロ野球における背番号21 投手のイメージが強く、これまでも多くの好投手がつけてきたが、ここまで永久欠番はなし。巨人では古くは高橋一三、その後も宮本和知、高橋尚成ら左腕が多い。今季の12球団では日本ハム・清宮が唯一の野手で、今永がカブスに移籍したDeNAなど3球団が不在で、ロッテは吉井監督。他の全7球団は投手で、左投手ではソフトバンク・和田(今季限りで引退)、楽天・早川、西武・武内がつけている。

 ○…ドラフト2位・吉田は、“杉内2世”を目指す。背番号47に決まり、「希望していた番号を用意していただいた。第2の杉内と呼ばれるように頑張りたい」と抱負を語った。小2の時から、ソフトバンクや巨人で活躍した杉内俊哉が憧れだった。即戦力候補の社会人No・1左腕は「将来的には先発完投型として沢村賞を獲れる選手に」と意気込んだ。

 ○…ドラフト4位・石伊は、井上監督が現役時代につけた背番号9と発表された。新人捕手が背負う番号としては異例だけに、「自分でもびっくりしました」と照れ笑い。近大高専(三重)から近大工学部、日本生命を経て社会人No・1捕手に成長した。木下らとの正捕手争いを見据え、「僕のアピールポイントは守備。しっかりアピールしていきたい」と言葉に力を込めた。

スポーツニッポン

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