熊谷紗希はベスト11入らず…FIFA女子年間最優秀賞はブロンズがDFで初受賞

2020年12月18日(金)8時35分 サッカーキング

ブロンズ(上・中央)、ブアディ(左下)、ヴィーグマン監督(右下)[写真]=Getty Images

写真を拡大

 FIFA(国際サッカー連盟)は17日、スイスのチューリッヒで年間表彰式『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2020』を開催し、女子の各賞を発表した。

 年間最優秀選手賞はイングランド女子代表DFルーシー・ブロンズが初受賞。昨年は3位だったが、今年は女子史上初のDFでの最優秀選手に輝いた。2016年から始まった『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』ではイングランド人選手として男女通じて初受賞。また、サイドバックでの受賞も男女通じて初の快挙となった。

 現在29歳のブロンズは昨シーズン、リヨンで国内のリーグ戦とカップ戦の連覇に加え、女子チャンピオンズリーグ(CL)史上初の5連覇に貢献。2シーズン連続3冠達成の原動力となった。今年9月には3年ぶりにマンチェスター・C復帰を果たしている。

 年間最優秀GK賞は同じくリヨンの3冠に貢献したフランス代表のサラ・ブアディが選ばれた。昨年2位だったチリ女子代表GKクリスティアン・エンドラーと、2019年W杯優勝メンバーのアメリカ女子代表GKアリッサ・ネイハーを抑えての初受賞となった。

 年間最優秀監督賞はオランダ女子代表のサリナ・ヴィーグマン監督が3年ぶりの受賞を果たした。2019年8月から今年12月かけて行われた女子EURO2022予選では10試合全勝で本大会の出場権獲得に導いた。『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』では、ここ2年は2位が続いていたが、2度目の女子年間最優秀監督に輝いた。

 現在51歳のヴィーグマン監督は、2017年1月からオランダ女子代表を指揮。同年夏には母国オランダで行われたEUROで初優勝に導き、2019年のW杯でも快進撃を演出して初の決勝進出と準優勝を果たしていた。2021年の東京オリンピック終了後にはイングランド女子代表を率いることが決まっている。

 FIFAとFIFPro(国際プロサッカー選手協会)が共同で主催する「FIFA/FIFPro女子ワールドベストイレブン」では、日本女子代表DF熊谷紗希が55名の候補に入っていたものの、11人には選ばれなかった。熊谷は昨季の女子CL決勝でゴールを決めるなど、リヨンの3冠に貢献。年間最優秀選手賞にも候補11名に名を連ねたが、最終候補3名には入らなかった。

「FIFA/FIFPro女子ワールドベストイレブン2020」は以下のとおり。

▼GK
クリスティアン・エンドラー(チリ代表/パリ・サンジェルマン)

▼DF
ルーシー・ブロンズ(イングランド代表/マンチェスター・C)
ワンディ・ルナール(フランス代表/リヨン)
ミリー・ブライト(イングランド代表/チェルシー)

▼MF
デルフィーヌ・カスカリーノ(フランス代表/リヨン)
バルバラ・ボナンセア(イタリア代表/ユヴェントス)
ベロニカ・ボケーテ(スペイン代表/ミラン)
ミーガン・ラピノー(アメリカ代表/レイン)

▼FW
ペルニレ・ハルダー(デンマーク代表/チェルシー)
フィフィアネ・ミデマー(オランダ代表/アーセナル)
トビン・ヒース(アメリカ代表/マンチェスター・U)

サッカーキング

「FIFA」をもっと詳しく

「FIFA」のニュース

「FIFA」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ