「どう見ても劣勢だ」山本由伸の獲得に“本気”のフィリーズ 大物・ハーパーが交渉に出馬も効果薄か

2023年12月19日(火)18時30分 ココカラネクスト

どの球団も山本の活躍に本腰を入れ始めている(C)Getty Images

 フィリーズもNPB最強右腕の獲得に”本気”なようだ。

 米メディア『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者は自身のX(旧Twitter)を更新。「ブライス・ハーパーはフィリーズのプレゼンテーションの一環として、ヨシノブ・ヤマモトとフェイスタイムで話した」と、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸とフィリーズとの交渉に、主砲ブライス・ハーパーがテレビ電話で出席したと報じた。

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 山本の獲得レースには、メッツ、ヤンキース、ドジャース、レッドソックス、ジャイアンツ、ブルージェイズなど複数の球団が参戦するなど大争奪戦となっているが、ここにきてフィリーズも動きを見せている。

 モロシ記者の報道に現地の複数メディアが反応している。専門メディア『Phillies Nation』は、「フィリーズはヤマモトに赤いピンストライプのユニフォームに着させようと、自軍のスーパースターを巻き込んだ」と伝えた。

 同メディアによると、ハーパーの交渉出馬は過去にもあったようで、「2019年にフリーエージェントとして契約した後の入団会見では、マイク・トラウトへのアタックをほのめかし(実際に移籍は実現しなかった)、昨オフのトレー・ターナーとの交渉では直接的に勧誘し、移籍を実現させた」と、過去の成功事例を紹介した。

 一方、現地メディア『That Ball’s Outta Here』も、「ブライス・ハーパーがFAのヨシノブ・ヤマモトに話したことは最善の努力にもかかわらず、フィリーズにとって十分なものではなかったようだ」としている。

 同メディアは「どう見ても、フィリーズはメッツ、ヤンキース、ドジャースといった球団と比べると劣勢だ」と見解を示した。その理由については「メッツはオーナーのスティーブ・コーエンの家で行われたディナーで猛プッシュしており、ヤンキースも急きょ2回目の面談を予定していると報じられている。また、ドジャースと契約したオオタニとヤマモトが直接会ったことに比べれば、(ハーパーの出馬は)フィラデルフィアに向かう針を動かすほどではないだろう」と綴った。

 現時点では山本の移籍先候補としてメッツとヤンキースが有力視されている。フィリーズは争奪戦で逆転劇を見せることができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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