佐藤琢磨のインディ500制覇にホンダF1の戦い。2017年のモータースポーツ注目トピックス

2017年12月31日(日)11時13分 AUTOSPORT web

 F1やMotoGP、スーパーGTなどのレースがシーズンを終え、残りわずかとなった2017年。今回は2017年に話題となったモータースポーツニュースを、ランキング形式で紹介する。(集計期間は2017年1月1日〜12月20日)


【第10位】2006年のMotoGPチャンピオン、ニッキー・ヘイデン亡くなる


 2006年のバイクレース最高峰、MotoGPのチャンピオンであるニッキー・ヘイデン。2017年はSBKスーパーバイク世界選手権を戦っていたが、2017年5月にイタリア・リミニ近郊でサイクリングトレーニング中に自動車と衝突。頭部と胸部に重傷を負ってしまった。


 事故後、ヘイデンは病院へ緊急搬送され、医師による処置を受けたが、5月22日(月)に35歳の若さで帰らぬ人となった。


 ヘイデンの早すぎる死に対し、モータースポーツ界からは悲しみの声が挙がったほか、2006年にともにチャンピオンを獲得したホンダも哀悼の意を表している。


【第9位】アロンソ「マクラーレン・ホンダF1は純粋なパフォーマンスでは最下位」。元ボスが同情的発言


 開幕前のテストでトラブルが頻発し、開幕戦オーストラリアでも優勝争いとはほど遠い位置での争いを強いられたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。パッケージとしての戦闘力の低さにチームへの不満が爆発してしまった。


 結局、シーズンを通してマクラーレン・ホンダは戦闘力の大幅向上を行えず、最終的に2017年限りで袂を分かつことに。


【第8位】マイケル・アンドレッティ、佐藤琢磨を絶賛「我々を失望させずに、クレバーに走っていた」


 第101回インディアナポリス500マイルレースで優勝した佐藤琢磨を擁するアンドレッティ・オートスポート。自身もインディカードライバーとしてインディ500を戦ったチームオーナーのマイケル・アンドレッティは、琢磨がみせた走りを絶賛した。


 チームはこの第101回インディ500に総勢6台体制で挑んでおり、その狙いを「私は勝ちを狙うために6発の銃弾を込めるんだ」と表現している。


【第7位】スーパーGT:レースの荒波に揉まれたジェンソン・バトン「なんでこんなにサーキットにクルマがいるんだ!」


 2017年で最後の開催となった鈴鹿1000km。この大会にスポット参戦して“スーパーGT初体験”したジェンソン・バトンが、サーキットを走る車両の多さに思わず放ったのが、このひと言。


 しかし、バトンはこの鈴鹿1000kmを戦ったことでレースへの参戦意欲が再燃したといい、最終的に2018年のスーパーGTフル参戦へと至った。


【第6位】ロッシが生み出した『足出し走法』の意味とは?/ノブ青木の知って得するMotoGP


 バイクレースの最高峰MotoGPでもっとも人気のあるライダー、バレンティーノ・ロッシ。彼のライディングスタイルの特徴はブレーキング時にイン側の足をステップから大きく外す『足出し走法』だ。


 ここでは現役バイクレーサーとして鈴鹿8時間耐久ロードレースなどに参戦する青木宣篤氏が、その走法の効果をバイクレース初心者にもわかりやすく解説している。


【第5位】アロンソ「ホンダからルノーへのスイッチが正解かどうか分からない」


 ホンダと袂を分かったマクラーレンF1は2018年から使用するパワーユニット(エンジン)をルノー製にスイッチすると発表。これとあわせてフェルナンド・アロンソとの契約延長交渉に臨んだ。


 しかし、ルノーのパワーユニットも信頼性が高いものとは呼べないため、アロンソは当初、チームに留まるか態度を保留。その後、チームとの契約を延長した。


【第4位】マクラーレン「アロンソ、ホンダと関係を続けたい」。インディ500参戦は契約延長が目的か


 F1モナコGPを欠場し、第101回インディアナポリス500マイルレースへ出場したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。世界三大レース制覇という自身の夢を叶えるための参戦だったが、この裏にはマクラーレンとホンダの関係修復を狙う意図もあったという。


【第3位】「悪いのはホンダではない」。エクレストンがマクラーレンF1を非難。ルノーでの成功に懐疑的


 シーズン半ばに発表された2017年限りでのマクラーレンF1とホンダの離別。契約解消間際にはマクラーレンによるホンダへの“口撃”が相次いだが、今年初めまでF1の商業面を取り仕切ってきたバーニー・エクレストンはホンダを擁護し、マクラーレンF1を非難するコメントを発信している。


【第2位】ホンダF1パワーユニットが突然示した「完璧な信頼性」にマクラーレンが喜びと困惑


 2017年のF1開幕前のバーレーン合同テストで、連日パワーユニットに苦しめられたマクラーレン・ホンダだったが、テスト最終日はノートラブルで完走。その際にマクラーレン首脳が「何が悪かったのか、理解しづらい状況だった」と困惑を示した。


【第1位】史上最激戦のインディ500を琢磨が勝利。日本人初の歴史的快挙を達成


 世界三大レースのひとつであるインディアナポリス500マイルレース。2017年で第101回目の開催となったレースで、シリーズを戦う佐藤琢磨が日本人初、アジア人初の優勝を手にした。


 このニュースはモータースポーツ系メディア以外でも報道され、琢磨の名前は多くの注目を集めた。AUTOSPORTwebでも、この記事が2017年もっとも注目を集めた記事に。


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