巨額契約の大谷翔平に米メディアが求めた「ドジャースで達成すべき5つのこと」とは

2023年12月31日(日)16時0分 ココカラネクスト

大谷にかかる期待は大きい。本人も悲願にするワールドシリーズ制覇は成し遂げられるだろうか(C)Getty Images

 今オフ、10年総額7億ドル(約1015億円)という超大型契約でドジャース入りを果たした大谷翔平。その大半が後払いとなった形態も話題となるなど、今回のドジャース入団は「二刀流スター」として繰り広げてきたこれまでのパフォーマンス同様、大きな衝撃を与えた。

 もちろんその契約内容は、ドジャース球団から大谷に対しての期待の表れであることは言うまでもない。そして大谷も、入団発表の場で語っていた通り、ドジャースで頂点を目指すという強い信念を抱き、新たな戦いに踏み出す。

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 そして、プロスポーツ史上最高の契約を結んだ大谷には、さらにそのプレーに視線が注がれるとともに、当然、グラウンド上での結果も求められる。チームとして、さらに個人でも、新天地ではより大きな成果が必要であると、米国内メディアが報じている。

 スポーツサイト『sportskeeda』が、現地時間12月29日(日本時間30日)、「歴史的な7億ドル契約を正当化するために、ショウヘイ・オオタニがドジャース在籍中に達成すべき5つのこと」と銘打った特集記事を配信した。

 その中で同メディアは、今回のドジャースとの契約を「スポーツ界全般を揺るがした」と表現しており、「これだけの大金を選手に費やすとなると、成功させるためのプレッシャーも大きい。これは、開幕日に世界中の注目を浴びることになるオオタニにとっても同じだ」と論じている。

 その上で、「ドジャース・大谷」が成し遂げるべきことの一つ目の内容として、タイトル獲得など、高いレベルでのパフォーマンスが必要だと主張している。同メディアは「必ずしもチームの成功を測る大きな尺度ではないが、オオタニが実力通りのプレーをしてスタッツやタイトルを集めることができれば、MLB界からの彼への批判の声は起こらないはずだ」と綴っている。

 二つ目には戦力補強への貢献を挙げた。すでに山本由伸やタイラー・グラスノー獲得にも影響を及ぼしていることにも触れながら「もしオータニが才能ある人材を引き入れ続けることができれば、LAは競争で優位に立つことができるだろう」と見通している。

 そして、三つ目では「エリートバッティング」と称し、打撃面でのこれまで通りに数字を残すことが重要であるとして、「オオタニの過去の経歴とスタッツを考えれば、ドジャースで成績を伸ばす必要はなく、むしろエンゼルスでの以前のフォームを再現する必要があるだろう」と指摘。

 四つ目では2025年以降の投手復帰について記されている。「肘の負傷は多くのファンの根本的な懸念であり、彼は2025年まで投球することができないだろう。彼の過去のトミー・ジョン手術を考慮すると、これらの懸念には十分な根拠がある」として、期待とともに不安要素でもあると主張している。

 そして、最後に挙がったのはやはり、ワールドシリーズ制覇だ。同メディアは「最も重要なことは、ショウヘイ・オオタニがワールドシリーズで優勝することである」と説きながら、「ドジャース在籍期間でのワールドシリーズ勝利、その数が増えれば増えるほど、この契約はより良いものとなるだろう」と見解を示した。

 野球ファン、関係者の度肝を抜いた契約に見合う功績を、大谷は残せるだろうか。何れにせよ、今後10年間、ドジャースの背番号17はこれまで以上に、重圧を背負いながらのプレーとなることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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