「成人の日、振袖を着せてもらうこともなくブラついてた私。商店街の薬局で『肌が乾燥してかわいそう』と話しかけられて...」(大阪府・50代女性)

2024年1月1日(月)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 Kさん(大阪府・50代女性)

成人の日、Kさんはあてもなく商店街を歩いていた。

そこで薬局に入ると、店員に話しかけられて......。

<Kさんの体験談>

成人の日、私は振り袖を着せてもらうことはなく、雪のちらつく商店街をあてもなく歩いていました。

ある薬局に入ると、店員さんにこう言われたんです。

「肌が乾燥してかわいそう。それではお化粧がのらないから、ちょっと見せて」

鼻の頭が真っ白に...

そこでつい毛穴の悩みを打ち明けると、遠慮する私を腰かけさせ、当時は珍しかった吸引器で肌の掃除をしてくれました。

すると、どう手入れしたらよいかわからずにいた鼻の頭が、真っ白に。

「皮膚というのは、とても薄くて、いじりすぎては駄目なの」

店員さんは真剣な表情で説明してくれて、「正しく手入れして、こんな柔らかさを保つようにするの」とご自身の肌を触らせてくれました。

そこからも続いた一連の作業に身を任せ......気付けば鏡の中に見たことのない私がいました。

あれから30年余り、何度あの教えを思い出したか、わかりません。お陰さまで肌をほめられてきました。

盛岡の大通商店街にお勤めだった、年上のお姉さん、お元気でしょうか?

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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