最強の験担ぎ...かも? 池袋のガチ中華で「ウサギの丸焼き」を頼んでみた!

2023年1月5日(木)8時0分 Jタウンネット

2023年は卯年。干支のウサギにあやかって、よい年にするにはどうすればいいのか——Jタウンネット記者は頭を悩ませていた。

部屋にウサギの置物を飾ったりするのでもいいし、ウサギを触りに行くのでもいいけれど、何か物足りない。そこで気がついた。見る、触るだけではなく......食べたら、縁起がいいのでは?

そこで調べてみたところ、東京・池袋に「ウサギの丸焼き」が食べられる中華料理店を発見した。

2022年は本場の本格的な中華料理「ガチ中華」が流行っていたが、この店からもその匂いがする。

俄然興味がわいてきた記者は2022年11月末、卯年に向けてのゲン担ぎとして「ウサギの丸焼き」を食べに行ってきた。

訪れたのは池袋駅西口からすぐのところにある「聚福楼(じゅふくろう) 1号店」。

今回は事前に予約していたので、入店し着席するとすぐに「それ」が運ばれてきた。

ウサギ、迫力がすごい...

ドン、と目の前に置かれたのはまだ焼かれる前のつやつやとしたお肉だった。

頭はさすがについていないが、確かに「ウサギ」である。

このへんが足で、これがお尻かな......と思わずじっくり観察してしまう。想像以上のインパクトだ。

観察や写真撮影が終わった頃に、ウサギは一度店員さんによって引き上げられてしまった。

いったいどうするのだろう、と思いながらしばらく待っていると......。

今度は、一口大に切られた状態で、再びテーブルに戻ってきた。

こうなってくると、もはや言われなければウサギとは分からない。見た目だけだと鶏のもも肉のようだ。ウサギ丸々一匹なんてどうやって食べればいいんだ......と不安に思っていたが、これなら問題なさそうだ。丸焼きというか、一匹焼って感じだが......。

店員さんから「焼けるのに時間がかかるから一気にたくさん並べてください」とアドバイスをもらい、早速網の上に乗るだけ乗せていく。

続いて「何度もひっくり返してしっかり焼いてください」とも言われたので、ひたすらひっくり返しながら焼いていった。

いざ実食、味は意外にも...?

だが、ウサギを焼くなんて初めての記者。どれぐらい焼けていればOKなのか、検討もつかない。だが心配ない。店員さんに聞くと「これはまだ」「これは食べられる」と教えてくれる。食べ頃のものは逐次、網の端に避けつつ、いよいよ実食。

記者はウサギを食べるのも初めて。焼いているとき、それなりに「野生」を感じる匂いがしていたので、かなり緊張したのだが——。

ウサギ、おいし......!

思っていたよりクセがなく、見た目は鶏のもも肉だが、味はむね肉っぽい。身がミチミチに詰まっていて、ウサギって見た目はふわふわだけど実際は結構筋肉質なんだと実感する。

そして、そのまま食べても十分美味しいのだが、店員さんに激推しの「真っ赤なパウダー」(卓上にあった調味料)をつけるとよりいっそう美味しかった。

見た目が真っ赤なので辛いものが苦手な記者は躊躇してしまったのだが、実際はほとんど辛くない。

唐辛子やクミンといったスパイスが入っているそうで、このパウダーをつけると肉のクセが一切なくなり、もりもり食べられてしまう。他にも卓上にあった真っ赤なソースをつけて食べるのも、オススメとのことだった。

スパイスやソースをつけながらひたすらウサギを食べ続けていると、部位によってだいぶ味や食感が違うことに気づく。バラバラになっているので、どこがどこなのかはよく分からないが、おそらく、足とかのあたりは、弾力がすごい。

そしてこれは個人的に意外だったのだが、ウサギ、とにかく骨がめちゃくちゃ多い。そのため、骨を避けつつ、時にはそれをしゃぶりつつ食べなければいけないのである。そうしてかなり集中しながら黙々と食べ進めていたら——いつの間にか皿に山盛りあったはずのお肉がなくなっていた。

丸焼きがどのぐらいの量か分からなかったため、編集部員3人で「ウサギ」に挑んだのだが、ちょうどよかったように思う。というか、油がさっぱりしているからなのか、かなりの量のお肉を食べたはずなのに、全く胃にもたれていなかった。

20代後半の記者は近頃、牛や豚を大量に食べるとちょっぴりしんどいこともあるのだが......ウサギ、もしかして美味しくてヘルシーなのか? 最高すぎる。

卯年を前に、がっつりウサギパワーを注入した記者。おかげさまで、2023年も元気に過ごせそうだ。

こういう干支の力の借り方も、ありではないだろうか? 皆さんも池袋で今年の干支からパワーをもらってみては?

Jタウンネット

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