電車の中で泡を吹いて倒れた老人 車内パニックかと思いきや...乗客の連携プレーが見事すぎた
2020年1月11日(土)20時0分 Jタウンネット
電車内で乗り合わせた老人が突然意識を失くしてしまった——
そんな状況に遭遇した乗客の体験を描いた漫画が、ツイッターで注目を集めている。
作者は看護師として働きながら、漫画家としても活躍する人間まお(@ageomao)さん。2019年12月25日、「師長さんが体験した電車での華麗なる連携プレー」とのコメントを添え、ツイッターで作品を紹介した。
今回はとある師長さんの体験。医療従事者でもないと、突然のことに気が動転してしまうかもしれない。しかし、乗客たちは連携して機転の利いた行動を取って...。
師長さんが体験した電車での華麗なる連携プレー pic.twitter.com/2u68yYcaZp
- 人間まお (@ageomao) December 25, 2019
「こういう人達になりたいです」
電車内で突然泡を吹いて意識を失くしてしまったとある老人。
「大丈夫ですかー?わかりますかー?」
との師長の呼びかけにも反応しない。どうやらかなりまずい状況のようだ。間もなく老人は吐き気をもよおしてしまい、ビニール袋の持ち合わせもなくうろたえる師長。
そんな矢先、
たまたま乗り合わせていたサラリーマンがすかさず袋を差し出し、間一髪を免れた。
一刻も早く老人を病院に運ばなければ...。次の駅で搬送してもらえるよう手配をしなければならない。すると、またしても乗客の一人が、
「○○駅に連絡しておきました」
と、ナイスアシスト。阿吽の呼吸で無駄なく進行していく連携プレーに、
「なんだこの車両!できるやつがそろってる!」
と、感心する師長。こうした連携プレーの甲斐あって老人は次の駅到着後スムーズに搬送され、電車の緊急停止時間もわずか1、2分で済んだそうだ。
華麗なやり取りにツイッターではこんな反応が上がっている。
「いろんな人たちが協力したりすると、命も助かるし、遅延も少しで済む。という素晴らしいお話ですね!心に留めておきたいと思います!」
「それぞれが持つ小さな機転を寄せ合えば、こんなスマートに人助けができるのに。素晴らしいワンチームです」
「いざと言う時に私もどこかで手伝えるようになりたいです。はじめの一声、誰かが動きはじめるのに勇気が要りそうですが誰も居なかったら自分が最初のきっかけになれるようにしたい!」
「こういう人達になりたいです」との声も上がり、刺激を受けた人も多かったようだ。
我関せずとはならない見事なチームプレー。いざという時に自分のやるべきことを実行できるよう、心に留めておきたいエピソードだ。