火事の原因になる「暖房器具の危険な使い方」7選。なにげなく使っているものに要注意!
2025年1月20日(月)21時15分 All About
火災が多くなる冬。空気が乾燥して寒くなると暖房器具を使う機会が多くなりますが、なにげなく使っている暖房器具が火災の原因になることもあります。今回は、火災の原因になる暖房器具の使い方をご紹介します。
今回は、火災の原因になる暖房器具の使い方についてご紹介します。
1. 灯油が垂れたら念入りに拭く
ストーブのタンクに灯油を入れるとき、灯油がこぼれてしまったりタンクについてしまったりすることがあります。そのままストーブに点火すると、灯油がこぼれたところに火が移ってしまい火災になることも。少しでも灯油が垂れたら、しっかりと拭き取るようにしましょう。また、静電気によって生じた火花が灯油に飛ぶことも考えられるので、灯油を扱うときには十分に注意してください。
2. 電源コードをぐるぐる巻きにしない
電源コードが長すぎるからとぐるぐると巻いたり、家具を電源コードの上に載せたりするのはやめましょう。中で断線して火災の原因になりかねません。電源コードはできる限り伸ばした状態で使い、上に物を載せないようにして使いましょう。3. ストーブの近くで洗濯物の室内干しはしない
室内の乾燥対策として、また、日照時間が短くなり天日干しだと洗濯物が乾きにくいという理由から、冬になると室内に洗濯物を干すご家庭も多くなります。乾きやすいという理由でストーブの近くに干してしまうと、なんらかの拍子に洗濯物がストーブの上に落ち、そこから発火して火災になることも……。これは火を使う石油ストーブだけでなく、電気ストーブの場合も同様で、衣類が電気ストーブの高温部分に当たって発火することもありえるのです。室内干しをするときは、必ずストーブから離れた場所に干すようにしましょう。
4. こたつの中に衣類を押し込まない
洗濯物が乾かなかったり、着ようと思った服が冷たかったりしたときに、こたつの中に衣類を押し込むのも危険です。近年のこたつはヒーター部分に網目のガードがありますが、なんらかの拍子に衣類がヒーター部分に接触すると、高温によって発火する可能性があります。5. 高温になる場所にスプレー缶を置かない
鍋料理が増える冬。カセットコンロのガス缶などを使う機会も増えてきます。ガス缶はもちろん、スプレー缶についても置き場所に注意が必要です。ストーブなど高温になるものが近くにあると、ガス缶やスプレー缶が破裂して火災につながる可能性があります。
6. ホコリがついたまま暖房器具を使わない
電気ストーブ、石油ストーブ問わず、暖房器具にホコリがついたまま使用すると、そのホコリに火がついて火災の原因になります。1年休ませておいた暖房器具のホコリはしっかりと拭き取ってから使用するようにしましょう。7. バッテリーがついている暖房着に衝撃を与えない
近年、リチウムイオン電池が入ったバッテリーを搭載している暖房着があります。洋服だからとなにげなくポイっと投げて、椅子に掛けることもあるのではないでしょうか。しかし、リチウムイオン電池は衝撃を与えると発火する可能性があります。リチウムイオン電池のバッテリーがついた衣類は丁寧に扱うようにしましょう。ちょっとしたことでも火災になるこの季節。2011年に全国すべての住宅で設置が義務化された住宅用火災警報器はもちろんのこと、消火器も備えつつ、今回ご紹介したような内容に気を付けて暖かい暮らしをしたいですね。
(文:矢野 きくの(節約・家事・100円ショップガイド))