【トレカ投資】「ポケモンカードゲーム」などトレーディングカード売買で利益を得た経験がある人の割合は?
2025年1月29日(水)9時43分 マイナビニュース
ネオマーケティングは1月27日、「トレーディングカード」についての調査結果を発表した。調査は2024年12月24日〜12月25日、全国の20歳以上の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
○トレカを購入・収集している目的
トレカを購入・収集している目的は、「ゲームや対戦目的」を抑え、「コレクション目的」が全体の67.7%を占めトップに。トレカは、遊ぶためのツールというよりも、所有欲を満たすモノという位置付けのようだ。
○トレカの収集歴
トレカの収集歴について聞いた。全体では、収集歴「5年以上」が40.5%を占めている。収集キャリアの長いベテランが大多数を占める中、最短の「3か月未満」も約14.9%と少なくなかった。
目的別で見ると、特に「将来の価値上昇を期待した投資目的」「コレクション目的/ゲームや対戦目的/友人・知人との交流目的/その他」は収集歴「5年以上」が同じく40%超えに。一方で「将来の価値上昇を期待した投資目的」は、新規参入者(収集歴「3か月未満」)の割合も30.5%で最多となっている。トレカ投資に注目する人が、今まさに増加中であることがわかった。
○1か月あたりの、トレカの購入金額
1か月あたりのトレカの購入金額は、全体で見ると「5,000円未満」が47.0%で最多となり、そこに「5,000円〜1万円未満」が18.0%で続いた。月に10万円以上費やす割合は10%未満にとどまっている。現状、トレカ収集は少額でおこなう傾向にあるようだ。特に「将来の価値上昇を期待した投資目的」の場合その傾向がより強く、「5,000円未満」が57.3%を占めた。
○購入・収集しているトレカ
購入・収集しているトレカについて聞いた。全体では「ポケモンカードゲーム」が49.4%と、ダントツのトップとなったが、いずれのトレカも10%以上の購入・収集率に。好みが広く分散している様子がわかる。なお「将来の価値上昇を期待した投資目的」の場合でも「ポケモンカードゲーム」はトップとなっており、今後の成長性が期待されていることがうかがえる。
○カード売買で利益を得た経験
カード売買で利益を得た経験ありが38.1%、なしが49.2%で、後者が優勢となった。コレクション目的でトレカのパックを購入し、被りや不要なカードが出た際に購入額より安く売るなど、現状は利益を度外視した売買も多いのかもしれない。また、前掲した設問「トレカの収集歴」からわかるように、「将来の価値上昇を期待した投資目的」は新規参入者(収集歴「3か月未満」)の割合が比較的高く、まだ売買にまで至ってないという人も多そうだ。
○これまでにトレカの売買で得た総利益
前掲した設問「カード売買で利益を得た経験」にて「ある」と回答した人に対し、これまでにトレカの売買で得た総利益を聞いた。全体では「5万円〜10万円未満」が19.2%で最多となった。「将来の価値上昇を期待した投資目的」の場合、「1万円未満」が最多ではあるが、「100万円以上」の利益を得たケースも12.5%存在している。トレカ投資のポテンシャルの高さがうかがえる。
○トレカの主な売却先
トレカの主な売却先を聞いた。全体では「専門店の店頭買取(例:カードショップ)」が37.2%でトップとなり、そこに「フリマアプリ」が30.7%で続いている。
個人の中古品売却先として昨今最も勢いがあると言っても過言ではないフリマアプリだが、トレカの場合は専門店の店頭買取が未だ強いようだ。「将来の価値上昇を期待した投資目的」の場合、より専門店の店頭買取を選ぶ割合が高くなっている。
一方で「短期売買による利益獲得目的」では「フリマアプリ」が46.3%・「オークションサイト」が31.7%と、専門店を上回る結果に。短期売買においては、1枚から気軽に出品できるこれらのサービスが重宝されるようだ。
○査定価格への満足度
トレカの査定・売却先を検討したことのある人に対し、査定価格に満足したか聞いた。
満足69.3%(「満足」「どちらかというと満足」の合算)、不満30.7%(「どちらかというと不満」「不満」の合算)で、前者が優勢となった。
○トレカを投資・売却利益目的で購入・収集する意向
今後、トレカを投資・売却利益目的で購入・収集する意向があるか聞いた。
積極層が21.4%、見込み層が33.8%という結果に。元々トレカに興味のある層にとっては楽しく始められる点、フリマアプリ・オークションサイトといった使い慣れたプラットフォームでも進められる点など、他の投資・売却利益手段には無いメリットも多いトレカ。個人での資産形成が重要視される昨今、トレカへの注目は今後も高まっていきそうだ。