バレンタインに贈りたい注文殺到のチョコレート醤油「カカオ醤」ってどんな味?

2021年2月3日(水)10時48分 食楽web


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 バレンタインデーがもう間近。百貨店やコンビニには、さまざまなチョコレート菓子が並んでいますが、今年は一味違うサプライズ感のある贈物はいかがでしょうか?

 そこでご紹介したいのが、チョコレート醤油「カカオ醤」です。ネーミングだけ聞くと、バレンタイン向けの変わり種商品という印象を抱くかも知れませんが、実はこちら、「インターナショナルチョコレートアワード」の審査員を務めている札谷加奈子さんらと、フランスのチョコレートブランド『エリタージュ』が共同で開発し、商品化まにで4年の歳月を費やした大真面目な一品なのです。


「カカオ醤(ジャン) 粒タイプ」1620円(税込)

 ベースとなる醤油は、日本の醤油の発祥地として知られる和歌山県湯浅町で明治14年(1881年)に創業した醤油蔵『丸新本家』のもの。甘みゼロのカカオ本来の香りとコクに、老舗醤油の深みのある味わいを堪能できる新感覚の調味料なのです。

「カカオ醤」は、金山寺味噌のたまりから作った「九曜むらさき」という醤油にローストしたカカオを漬け込み、瓶の中で熟成させたレッキとした発酵食品。香りは華やかなチョコレートそのものですが、味は醤油の塩気と香ばしさがしっかりきいてきます。

 チョコレートを使った調味料ということでロマンチックな表現をしたかったのですが、ごめんなさい! しょっぱいチョコレートを舐めているような感じでした。しかし、このカカオ醤と食材を合わせると一体どんな味になるのか、俄然、興味が湧いてきました。そこでおすすめのレシピ2品を作ってみました。

カカオ醤の味をしっかり味わうなら後がけで

 まずは「お刺身のサラダ仕立て」。お好みの刺身で良いそうですが、今回はカツオの刺身を用意。大葉、生姜、ミョウガなどの薬味を加え、味付けは「カカオ醤」と塩コショウをお好みでかけます。仕上げに熱したごま油を回しかければ完成です。

 いざ、実食! それぞれの薬味にごま油の香ばしさ、カカオ醤の風味が加わり、なんとも賑やかな味わいです。口の中で粒状のカカオが弾けるとチョコレートの華やかな香りが広がり、カツオ特有の臭みを消してくれます。

 刺身と合わせることに多少の抵抗はありましたが、醤油の味がうまく調和していて、意外とアリ! 創作系のフレンチレストランに出てきそうなオシャレなテイストに仕上がりました。

隠し味に使うなら漬け込みがオススメ

 次は「照り焼きチキン」を作ってみました。一口大に切った鶏肉300gに「カカオ醤」を大さじ2、酢、はちみつ、おろしニンニク、黒コショウを加えて漬け込んでおきます。それをフライパンで焼けば完成です。

 これはお見事! カカオの香りとコクが隠し味になって、旨味がアップ。しかも漬け込んだことで、お肉は柔らかくジューシー。醤油ベースなので、ご飯にもアルコールにも合う味になりました。発酵食品としての利点を存分に発揮した食べ方でした。

 鴨肉や鶏肉といった肉料理や、白身魚のソースに使うのもオススメ。また、カレーの隠し味に使うと、簡単に旨みとコクが増します。世界初のチョコレート調味料、ぜひ話題の一品としてお試しあれ。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

品名:カカオ醤(粒)

内容量:140g
原材料名:カカオ豆(ベトナム産)、大豆、小麦、食塩、米、大麦、瓜、砂糖、水飴、生姜、なす、しそ/酒精
※原材料の瓜、なす、生姜などの野菜は「金山寺味噌」のたまり由来のもので、「カカオ醤」に野菜は入っていません。

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