「お年玉貯金しとくね」は信用できる?親を疑う子へのアドバイスは
2025年2月11日(火)15時0分 大手小町(読売新聞)
日々たくさんの投稿が寄せられる、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」。悩みを打ち明けるトピ主にユーザーが本音で応える意見交換の場です。今回は、15歳の学生からの投稿。SNSで、親に預けたお年玉を勝手に使われたという投稿を見て、自分の親もそうするのではないかと疑っているそうです。小町ユーザーの反応と、金銭教育に詳しいファイナンシャルプランナーのアドバイスは?
【トピ主の投稿】15歳学生です。SNSで「お年玉を親に預けたのに勝手に使われていた」という投稿を目にしました。こういう親もいるのか、と人ごとと思っていたのですが、同じような投稿を数件見つけ、不安になりました。母にそれとなく聞くと「さすがにやるわけないよ」と言われましたが、自分はうたぐり深く、言葉だけでは信用できません。皆さん、両親はお年玉をとっておいてくれましたか? 勝手に使われてしまいましたか?(トピ主)
1円も残ってなかったよ中学3年まで親に預けてて、コンポが欲しくてお年玉を下ろして使いたいって言ったら「そんなもんない」って言われました。毎年5万円ぐらい貯金してたのにな。確かにうちの母親、1月はバッグとか自分のものをよく買ってた。信用もなにもありゃしない。(蛸8)
取られていました確か高校を卒業した年だったと思いますが、大学の学費に回すといった感じもなかったので一度聞いたところ、「生活が苦しくてつい」と返ってきました。(すずき)
使われた使われてしまったのですが、大学の時の留学費用や英会話の費用も出してもらっているのでなんとも思いません。ショックな気持ちはなく、ぜいたくに育ててくれた感謝しかないです。(かな)
ためましたよちゃんと息子に通帳を見せました。あなたの学費にするからね、と言って。中学生からは自分で管理させました。トピ主さんは、お年玉が自分で自由に使えるお金だと思っているのかな。何に使おうと思っているのか、逆に興味があります。(匿名)
自分で貯金しないの?「貯金しておきたい」と言って自分名義で貯金すれば? 親に郵便局へついてきてもらえばいい。銀行でもいいけどね。金利を調べてどこに預けるか検討すれば勉強にもなるよ。親に通帳やカードを預けておけば、親も無駄遣いを心配せずに済む。(メロ)
預けるのがわからない幼少期から全て自分で管理していました。貯金箱に入れて、ノートに収支を書き、記録する。現在40代ですがその経験は生きていて、資産はしっかりあります。人生は自分の判断でできており、全てが自己責任です。(親は他人)
奨学金5割奨学金を借りている大学生は5割いるそう。学費などを全額払ってもらえず、お金を借りているということです。子育てってものすごくお金が必要で、お年玉やお祝いをかき集めてなんとか支払う家庭も多いということ。トピ主さんはどんな理由なら納得できるのでしょうね。(まりの)
ない。考えようによっては、お年玉は親族の間でぐるぐる回っているもの。自分の親がほかの親族の子どもにあげているから、自分にもその親族が渡してくれているんだろうと思っていました。高校か大学あたりで初めてお年玉を自分のものとしてもらいましたが、そんなもんだろうと思っています。(あお)
色々な親がいるのですね流用するなら、少なくともお子さんへ説明が必須かと思います。「貯金しておくから」と言い続けて流用するのは論外。信用というものをなくす結果になります。子どもを叱るときに「私のお金を盗んだのに」と言われたら何も言えなくなります。(耳かき)
「子どもにかけるお金を考える会」メンバーのファイナンシャルプランナー、菅原直子さんの話「小学4年生くらいからは子ども自身に管理させ、親はサポートに回るといいでしょう。話し合って使い方を考えさせることが大切。無駄遣いで後悔しても、経験は学びになります。お年玉は子どもにとってはボーナス。親が預かったとしても、子どものために使ってほしいですね」
【紹介したトピ】▽親の「お年玉は貯金しとくね」は信用できるのか